30代のための結婚式にふさわしい訪問着を選ぶ際のポイントやマナー
投稿日:2024年6月19日 (最終更新日:2025年2月12日)

フォーマルな場で着る着物には、いくつかの種類があります。結婚式に着物で出席する場合、どの着物を選べば良いか分からない方もいるのではないでしょうか。そこで本記事では、結婚式に出席する30代女性にふさわしい着物の種類と選び方のポイント、マナーについて紹介します。
1.30代女性がゲストで結婚式に参列するには訪問着が◎
結婚式に着物を着る場合、着る方の年代や着用される方が未婚か既婚者であるかによって適した種類が異なります。
30代女性の場合、新郎新婦が兄弟姉妹の立場の場合は留袖が選ばれることが一般的ですが、ゲストとして参列する等、それ以外の立場なら訪問着がおすすめです。
訪問着は年齢や未婚・既婚を問わず着られる上、色や柄のバリエーションが非常に豊富です。また略礼装の着物なので、特に親戚や友人、同僚などの結婚式に適しています。
2.結婚式にふさわしい訪問着を選ぶ際のポイント
結婚式に着るための訪問着を探してみると、前述の通り色や柄のバリエーションが豊富にあるので、迷ってしまう方もいるでしょう。結婚式ではその場にふさわしい訪問着を着るのが基本です。具体的にどのように訪問着を選べば良いのか、3つのポイントを解説します。
2-1 色は華やかで明るい雰囲気のものを
結婚式で着る訪問着は、華やかで明るい雰囲気の色を選びましょう。訪問着は、振袖と比較するとどちらかというと落ち着きのある印象の着物です。
結婚式はおめでたい場なので、暗いトーンの訪問着を選ぶのではなく、お祝いの雰囲気に合わせた明るめで華やかなピンク色や水色、薄緑色、黄色などの色がおすすめです。
はっきりとした色の着物を着たい場合も、華やかな色を選びましょう。黒い色の着物は遠くから見ると、新郎新婦の母親が着る黒留袖に見えてしまう場合があります。また、白色の着物も新婦のドレスと被ってしまいますので控えるようにしましょう。
2-2 柄は古典柄や吉祥文様がおすすめ
訪問着の柄は伝統的で上品な古典柄、または縁起が良い吉祥文様がおすすめです。
古典柄には扇や松、鞠などのデザイン、吉祥文様には鶴や松竹梅などのデザインがあります。いずれもおめでたい場に適した意味を持つ柄なので、明るい雰囲気の色と併せて取り入れてみましょう。
着物に描かれる柄と意味
2-3 全体的に柄が入っていると華やかに
訪問着には多種多様なデザインがあり、柄の入り方もさまざまです。結婚式向けの訪問着を選ぶ場合は、柄が小さかったり控えめだったりするデザインよりも、全体的に柄が入っている方が華やかな雰囲気になるのでおすすめです。
3.結婚式に訪問着を着る際のマナー
着物は種類によって格が異なります。先述の通り訪問着は略礼装に該当しますが、多彩な種類の色や柄があるので、色や柄によっては結婚式にふさわしくないことがあります。結婚式では、以下で紹介するマナーに気を付けて訪問着を着ましょう。
3-1 お祝いの席にふさわしくない色や柄は避ける
前述したように、結婚式で着る訪問着には明るく華やかな色と縁起の良いおめでたい柄が適しています。お祝いの席にふさわしくない色や柄は避けるべきです。
色に関しては、新婦の打掛やウェディングドレスと間違えそうな白色、新郎新婦の親族が着用する黒留袖と間違えそうな黒色の着物を着ることはマナー違反とされているので注意しましょう。
訪問着の柄は、「散る」イメージのある桜や「下がる」イメージのある下り藤、お葬式を連想させる蓮の花の柄などが単体で描かれているものは避けるべきです。ただしこれらの柄が他の複数の柄と一緒に描かれている場合、または抽象的なモチーフとして描かれている程度であれば、問題ありません。
3-2 花嫁と同じ柄や目立つ着物はNG
結婚式の主役である花嫁と同じ柄、または花嫁より目立つ着物も、結婚式に出席する側が着る着物としてはマナー違反です。
訪問着はよほどではない限り花嫁より目立つことは少ないものの、花嫁が着る白無垢と同色の白い着物や、同じ柄の着物は避けたいところです。花嫁が着る着物が分からないこともあるので、花嫁が着る打ち掛けや本振袖によく使われる赤や金色、黒やオレンジを避ければ、色の被りは回避できるでしょう。
3-3 周囲とのバランスを考慮する
結婚式で着る着物は、新郎新婦との関係によって適した種類が異なります。新郎新婦の親族であれば、周囲とのバランスを考慮して着物を選びましょう。
また新郎新婦の友人や同僚などで、ゲストとして結婚式に招かれている場合は、派手な訪問着を着ると場違いになりかねません。周囲に合わせた控えめな色や、控えめな柄の付下(つけさげ)などの着物を選ぶなどの配慮が求められます。どうしても着物の色柄に悩む場合は、新郎新婦に事前に確認をしておくことをおすすめいたします。
4.訪問着に合わせる帯を選ぶ際のポイント
結婚式にふさわしい訪問着が決まったところで、着物にふさわしい帯も選んでおきたいところです。フォーマルな場には袋帯を選ぶようにしましょう。
袋帯とは帯の中でも格式の高い帯として位置付けられている帯で、表地と裏地が異なる生地を袋状に縫い合わせて仕立てられていることからその名前が付けられています。特に結婚式などのおめでたい席には金糸や銀糸が使われた華やかな帯を選ぶようにしましょう。
また帯の結び方も「喜びを重ねる」の意味を持つ「二重太鼓」と呼ばれる結び方で仕上げましょう。
ワンポイントで柄のついたものや紬の袋帯はカジュアルな印象になるため、結婚式などのフォーマルな場では控えるようにしましょう。
5.まとめ
30代の女性がゲストとして結婚式に出席する際に着る着物は訪問着が適しています。ただし色や柄によっては結婚式の場に不適切なものもあるため、訪問着を選ぶ際は注意が必要です。
また、新郎新婦との関係や周囲との兼ね合いなどによって適した着物が異なることがあります。普段着物を着る機会があまりないと着物を選ぶのは難しいと思う方もいるかもしれませんが、今回紹介した基本的なマナーを押さえ、適切な訪問着を選びましょう。
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