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卒業式の袴を美しく着こなすには?袴の選び方や気を付けたいタブー・マナーを徹底解説!

卒業式袴を着た女性

卒業式に袴を着たいと憧れる方も多いのではないでしょうか。

しかし袴をいざ選ぶとなると「どのような袴を選べばいいの?」「着こなしで注意することはある?」と不安に思う方も少なくありません。晴れの日にふさわしい袴姿に仕上げるには袴の選び方はもちろん、気を付けるべきポイントを知っておくことも大切です。

この記事では、卒業式で着る袴の選び方や袴を美しく着こなすためのコツ、実際に着るときのタブー、卒業式当日のマナーなどを分かりやすく解説します。特別な一日をより魅力的に過ごすためのヒントとして、ぜひ参考にしてください。

【この記事で分かること】

●失敗しにくい袴の選び方と美しく着こなすコツ
●袴を着るときに避けたいタブー
●卒業式当日に気を付けたいシーン別のマナー

1.卒業式で袴を着る理由

まずは、卒業式で袴を着るようになった背景を確認していきましょう。袴は、平安時代に宮中で暮らす女性が十二単の下に着用し、格式のある装いの一つとして用いられていました。明治時代になると女性が学問に励むようになり、着物よりも動きやすい袴が女学生の制服として広まりました。時代とともに洋装が一般的となった今でも、華やかで高貴な印象のある袴は、式典などの正式な場を彩る装いとして親しまれています。こうした背景から、卒業式のような晴れの日にふさわしい装いとして袴が選ばれるようになりました。

2.卒業式で着る袴の選び方

卒業式で着る袴を選ぶときは、見た目の印象だけでなく着心地や全体のバランスにも気を配ることが大切です。満足のいく一着を選ぶためにも、あらかじめポイントを押さえておくと安心でしょう。ここでは、卒業式にふさわしい袴を選ぶための基本となる考え方を紹介します。

色・柄

袴の色や柄は、全体の雰囲気を決める大切なポイントです。卒業式の落ち着いた雰囲気に合うかどうかを意識して選ぶと良いでしょう。例えば、紺や黒は知的で上品な印象になります。また赤やピンクなどの暖色系は華やかさを添えたい方におすすめです。最近ではくすみカラーや淡いトーンの袴も増えており、柔らかな雰囲気を演出できます。また柄は古典柄と呼ばれる桜や梅などのモチーフが定番です。個性を出したい場合は、レースや幾何学などスタイリッシュなデザインを合わせるのもおすすめです。華やかにしたいときは明るめの色に控えめな柄を、落ち着きを出したいときは濃い色にシンプルな柄を合わせると品良くまとまります。

サイズ・素材

袴を選ぶときは、見た目だけでなくサイズや素材にも気を配ることが大切です。袴の丈は、足元のスタイルに合わせて調整すると良いでしょう。草履を合わせる場合はくるぶしが隠れる程度、ブーツを履く場合はやや短めにすると、すっきりとした印象になります。このように体型に合ったサイズを選ぶことで、立ち姿がきれいに見えるだけでなく、動きやすさにもつながります。

袴の素材は、正絹(しょうけん)やポリエステルが一般的です。正絹は光沢があり上品な雰囲気を演出できるため、卒業式をより華やかに彩ってくれます。肌触りが滑らかなため、長時間着ていても着崩れしにくいのもうれしいポイントです。一方のポリエステルは耐久性に優れており簡単にお手入れ・保管ができる扱いやすさが特徴です。発色が美しいため、袴の色や柄をより鮮やかに見せたい方にもおすすめの素材といえるでしょう。

3.卒業式で袴を美しく着こなすコツ

卒業式袴を着て座る女性

袴姿をより魅力的に見せるには袴の選び方だけでなく、身に着ける小物や身だしなみ、立ち居振る舞いにもポイントがあります。卒業式で袴を美しく着こなすために意識しておきたいコツを紹介します。袴姿をより引き立てるためのヒントとして、当日までの準備に役立ててください。

コーディネートに合った小物を選ぶ

袴姿をより美しく着こなすには、小物とのコーディネートを意識することが大切です。袴と同じように、小物にも色や柄のバリエーションは豊富にあります。袴との組み合わせ次第で全体の雰囲気が変わるため、以下のような見える部分の小物にもこだわると、統一感のある装いに仕上がるでしょう。


●半幅帯(半巾帯)
●重ね衿
●巾着・バッグ
●草履やブーツ
●髪飾り など

例えば落ち着いた色の袴には、差し色となる帯や小物を合わせるのがおすすめです。全体に明るさと華やかさが加わり、より晴れやかな印象となります。またはっきりとした色や大きめの柄の袴には、控えめな色味の小物を合わせると良いでしょう。袴の存在感が際立つため、袴そのもののデザインを引き立てたい方にもおすすめです。

メイク・ヘアスタイルとのバランスを整える

メイクやヘアスタイルとのバランスも、袴姿をより美しく見せるポイントの一つです。メイクは、袴の色と調和するトーンを意識して選ぶと良いでしょう。落ち着いた色・柄の袴には、赤やピンクなど血色感のあるリップを合わせると上品で華やかな印象になります。また明るい色・柄の袴には、ナチュラルなメイクでまとめると全体がすっきり見えるでしょう。

ヘアスタイルは、アップスタイルやハーフアップなどがおすすめです。アップスタイルは上品で落ち着いた印象を与え、卒業式の厳かな雰囲気にもよく合います。ハーフアップは華やかで柔らかな印象になるため、明るくかわいらしい雰囲気を好む方に人気があります。

着崩れないように注意する

袴を着ているときは、動作の一つひとつを丁寧に行うことでより美しい印象になります。ここでは以下の3点について、意識したいポイントを紹介します。


●物を拾うとき
●トイレ行くとき
●乾杯をするとき
袴を着たまま物を拾うときは、空いている手で袖を押さえながら、背筋を伸ばしてゆっくりとしゃがむのがポイントです。背中を丸めてしまうと着物が引っ張られ、着崩れの原因になる場合もあるため、背筋が曲がらないよう意識すると良いでしょう。慌てずゆっくりとした動作を心掛けることで、袴の着崩れを防ぎながら、美しい立ち居振る舞いができます。

トイレに行くときは着物の袖を袴と帯の間に入れ、着物と肌着を一緒に持ち上げましょう。着物の袖は着物クリップや洗濯ばさみなどで挟んでおくとより安心です。トイレから帰るときは肌着、着物、袴の順に下ろして形を整えます。順番に下ろしていかないと、袴の下で着物がめくれ上がって膨らんでしまったり着物が重なっている部分がはだけてしまったりして、着崩れの原因になるので注意しましょう。最後に、全身を鏡に写したり友人に見せたりし、袴姿が着崩れしていないか確認しておくと安心です。

乾杯をするときは、グラスを持ち上げる際に袖から腕が見えないように注意が必要です。もう片方の手で袖口を軽く押さえておくと、腕やインナーが見えるのを防げます。このような細かな所作にも気を配ることで、袴姿が自然と美しく見えてくるでしょう。

4.卒業式で袴を着るときのタブーとは?

せっかくの晴れの日を心地よく過ごすためには、装いのマナーを意識することも大切です。特に卒業式のような式典では、華やかさの中にも品を保つことが重要となります。ここからは、卒業式で袴を着る際に避けたいタブーを紹介します。事前に知っておくことで、当日を安心して迎えられるでしょう。

派手過ぎる色・柄

袴の色や柄を選ぶときは、上品で控えめなものを意識しましょう。派手過ぎる色・柄は、卒業式の雰囲気から浮いてしまうこともあるため、式典の場に馴染む落ち着いたデザインがおすすめです。特に小学生の場合は、学校によって袴の着用ルールが設けられていることもあります。そのため、避けた方が良い色・柄がないか事前に確認しておくと安心です。また先生の場合は、生徒が主役の式であることを踏まえ、落ち着いた色・柄を選ぶと、より好印象になります。なお華やかさを加えたいときには、帯や小物でアクセントを加えるのも良いでしょう。全体を控えめにまとめることで、式典にふさわしい品のある印象に仕上がります。

左前の着付け

袴を着付ける際は、着物の襟の合わせ方にも注意が必要です。襟の合わせ方には「右前」と「左前」があり、これらは相手から見たときの形を基準としています。着物は「右前」が正しい着方とされており、相手が正面から見たときに右襟が左襟の上に重なっている状態を指します。反対に左前は、相手が正面から見たときに左襟が右襟の上に重なっている状態です。一般的に亡くなった方の装いに使われる着方として知られているため、縁起が良くないと見なされることもあるため注意しましょう。

長過ぎる・短過ぎる袴丈

和装では足首や素肌が見えない着こなしが基本です。そのため、袴を着るときは、丈の長さにも気を配ることが大切です。先述の通り、袴の丈は草履を履くかブーツを履くかによって調整すると良いでしょう。草履を履く場合は、足袋を合わせるのが一般的です。しかし足袋は足首ほどしか長さがないため、袴が短過ぎると素肌が見えてしまいます。袴の裾がくるぶし辺りにくるよう、やや長めに着付けることを意識しましょう。一方でブーツを履く場合は、足首が見える程度に短めに着付けるとバランス良くまとまります。ブーツのデザインを少し見せることで、軽やかでスタイリッシュな印象に仕上がるのもポイントです。

生花の髪飾り

袴姿にさらに華やかさを添える髪飾りですが、生花を使うのは避けた方が安心です。花粉が落ちて着物や袴に付着すると、クリーニングをしても落ちにくいことがあります。お花のモチーフの髪飾りを使用したいときには、花粉が落ちる心配のないドライフラワーやアートフラワーを選ぶと良いでしょう。

5.卒業式当日に気を付けたい袴のマナー

卒業式当日は、袴姿をきれいに見せるための立ち居振る舞いにも気を配りましょう。ここからは、袴で過ごす際に気を付けたい基本のマナーをシーン別で紹介します。せっかくの装いも、姿勢や動き方によっては着崩れにつながることがあるため「立つ・歩く・座る・階段の上り下り」といった動作のポイントを押さえておくと安心です。

【立つ】袴で立つ際のマナー

袴を着て立つ際は、正しい姿勢を意識しましょう。胸を張ってしっかりと背筋を伸ばし、顎を引くことで、上品かつ凛とした美しい姿勢をキープできます。手は体の横でだらんと垂らすのではなく、前に持ってきて自然にふんわりと重ね合わせるように心掛けてみてください。だらしない印象を与えることなく、きれいな立ち居振る舞いができます。また全身写真を撮影するときは、足元にも注意しましょう。草履を履いているときは、左右のつま先を付けて軽く内股にすると、立ち姿がきれいに見えます。ブーツを履いているときは、左右のかかとを付けてから片足を少し後ろに引くようにすると、美しい姿勢を保てます。このように履物に合わせて所作を変えることで、袴の良さをより引き立てられるでしょう。着物は袖にも美しい柄が施されていますので、写真撮影をする際は袖部分が隠れてしまわないように注意して撮影に臨みましょう。

【歩く】袴で歩く際のマナー

袴を着て歩くときは、美しい姿勢をキープしながら小さめの歩幅で歩くのがポイントです。袴姿は着物に比べると動きやすいものの、洋服よりもボリュームがある分、大股で歩くとがさつなしぐさに見える他、着崩れの原因にもなってしまいます。大股で歩くと袴の生地を踏んで転ぶ恐れもあるので、足元に注意しながら少しずつ歩きましょう。また、ガニ股で歩くことも気を付けたいポイントの一つです。どちらかといえば内股ぎみに歩く方が、美しく可憐に見えるでしょう。普段よりも小さめの歩幅を意識することで、上品さやゆったりとした仕草で優雅さがアップします。顔を上げて背筋を伸ばすことで、華やかな印象にもなります。

【座る】袴でイスに座る際のマナー

袴を着用してイスに座るときは、浅く腰かけることを意識しましょう。深く座ってしまうと、だらしない印象になるので注意が必要です。袴を着る際は背中から腰の辺りに袴を固定するための土台を作ります。この土台を潰す形で背もたれなどにもたれて座ってしまうと、おなかが出ているように見えるだけではなく着崩れの原因にもなるので注意しましょう。イスに座る際は袴の両脇から腰の後ろ辺りに手を入れて、袴の後ろ側を持ち上げながら腰かけましょう。袴の裾を少し引き上げるイメージです。袴を持ち上げずにそのまま座ってしまうと、自分の体重で布地を引っ張ってしまい、身動きが取りにくい他、着崩れの原因になります。座ったときに袴の裾が床に付かないようにすることがポイントです。

>>卒業式袴椅子の座り方をTikTokでチェック!


●車の乗り降りの注意点

■袴を着て車で移動する際は、以下の流れで乗車しましょう。

1. 手荷物を車の中に置く
2. 袴の裾をスカートのように持ち上げる
3. 車に背を向けるように立ち、お尻から座る
4. 座ったら袴の裾や着物の袖を膝の上に置く
5. お尻をくるっと回すように前を向き、足を車の中に入れる
6. 袴を挟まないようにゆっくりとドアを閉める

まずは手荷物を車の中に入れ、両手が自由になるようにしておきましょう。そして袴の裾を踏まないように持ち上げて、車のドア部分に背を向けます。その後、イスに座るときと同様に自分の体重で袴を引っ張らないようにしてお尻から座ります。座席に座ったら前を向き、足を車の中に入れましょう。またドアを閉めるときは、袴が挟まれないように注意しながらドアをゆっくりと閉めます。袴を着ているときは、お尻から車に乗るのがポイントです。先に頭や足を車の中に入れてしまうと、車内で袴を踏んづけて身動きが取れなくなってしまう危険がありますので、注意しましょう。車を降りるときは、乗るときと反対の手順で行ってください。足を先に出した後にお尻を持ち上げると、大きく着崩れる心配はありません。

【階段】袴で階段を上り下りする際のマナー

袴を着て階段を上り下りする際は、裾を踏まないように注意しましょう。階段を上る際は、袴の両脇から下腹部分に手を入れて袴の前部分を浮かせるように持ち上げます。下りる際は、袴の両脇から腰の後ろ側に手を入れ、袴の後ろ部分を持ち上げるようにすると裾を踏みにくくなります。裾を踏んでしまうと着崩れの原因となるだけでなく、事故につながる可能性もあるため、十分に注意しましょう。また履き慣れない草履で階段を急いで上り下りすると大変危険ですので、ゆっくりと上り下りすることを心がけましょう。ゆっくりとした行動が着物姿をより美しく見せてくれます。

6.卒業式をすてきな袴姿で迎えるためには

卒業式袴を着て写真撮影する女性

卒業式当日を安心して迎えるためには、事前に準備を整えておくことが欠かせません。特に袴の予約時期や小物のそろえ方を早めに確認しておくと、当日の支度がスムーズに進みます。ここからは、卒業式をよりすてきな袴姿で迎えるための準備のコツを確認していきましょう。

予約を早めにする

卒業式の時期は多くの学校で重なることが多いため、袴の予約はできるだけ早めに行うのがおすすめです。直前の予約では、希望のデザインやサイズが選べないこともあります。そのため、比較的豊富なデザインがある夏頃から準備を始めておくと良いでしょう。自分に合う色・柄やサイズをじっくりと選ぶ時間も確保できます。また着付けやヘアセットの予約も、余裕をもって済ませておくと当日を落ち着いて迎えられます。卒業式の開始時間や移動時間を考慮しながらスケジュールを立て、希望の時間に予約できるよう計画的に進めましょう。

小物をそろえる

すてきな袴姿で卒業式を迎えるには、小物をしっかりとそろえておくことも大切です。腰ひもや伊達締め、重ね衿などの着付けに必要な基本的な小物はもちろん、卒業式の写真撮影に使う小物も準備しておくのもおすすめです。卒業証書や教科書など学生生活ならではの小物や、扇子や和傘など和風の小物を取り入れると、より華やかで思い出に残る一枚になります。また卒業式は肌寒い季節に行われることが多いため、防寒対策も忘れずにしましょう。着物の中に薄手のインナーを着たり、移動の際にストールやコートを羽織ったりすると快適に過ごせます。

7.まとめ

卒業式で袴を着る際は、袴の選び方だけでなく式典にふさわしいマナーを意識することが大切です。派手すぎる色や柄、左前の着付けなどのタブーを避けることで、式典にふさわしい上品な装いとなり一層美しい袴姿に仕上がります。また卒業式当日の細かな動作にも気を配ると印象がより洗練されるでしょう。さらに袴の予約や小物の準備は早めに済ませておくと安心です。京都かしきものでは、小物がセットになったレンタルプランも充実しているため、準備の手間を省くこともできます。卒業式にぴったりの袴を豊富にご用意しておりますので、ぜひお気に入りの一着を選び、思い出に残る一日を迎えてください。

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この記事を監修した人
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越子(えつこ)

京都かしきもの編集スタッフ。着物に携わること50年。着物の仕入れやコーディネート・着付け・リメイクまで幅広くこなします。自分の着付けはもちろん、友人や親戚から着付けを頼まれることも。趣味は友達と着物で京都散策をすること。お抹茶と和菓子が好きです。
◆資格・免許◆日本和装協会認定資格/染織補正士/きもの文化検定/和裁技能士

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