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結納や両家顔合わせに振袖は問題ない?注意すべきポイントや選び方をご紹介

結婚への大切な一歩となる、「結納」というおめでたい席。
せっかくだから華やかな振袖を着てみたいですよね。基本的なマナーや着物選びのポイントを押さえて両家から祝福される結納にしましょう。

 

 

 

 

1. 結納と顔合わせの違いって?

 

婚約をしたふたりが、結婚前に両家の親とともに行う「結納」「顔合わせ」の儀式。最近では、「顔合わせ」のみ行うカップルが多いと言われています。しかし、「結納」と「顔合わせ」具体的にこの2つは何が異なるのかご存知ですか?意外と知らない「結納」と「顔合わせ」の違いについて、それぞれ紹介します。

1-1 結納 ( 正式結納と略式結納の違い)
伝統的な婚約の儀式が「結納」です。仲人を立て、両家が結納品や結納金などを贈り合うことで、正式に婚約が成立したことを証明する場となります。仲人は、親戚や職場の上司にお願いすることが多く、結納の3ヵ月前には依頼をすることがマナーとされています。
そして結納には2つの形式が存在します。
●正式結納
両家同士は顔を合わさず、仲人が男性・女性それぞれの家を行き来して結納品を届ける、昔から行われてきた結納の形式です。
●略式結納
両家と仲人が料亭やホテル、専門の会場など一つの場所に集まり、その場で結納品を納める形式です。最近では仲人を介さず、両家のみで略式結納を行う場合も増えています。

1-2 顔合わせ
ふたりが両家の家族を紹介する場として設けるのが「顔合わせ」です。食事をしながら親睦を深める場で、結納よりもカジュアルなものになります。結納と顔合わせを両方行う場合もありますが、顔合わせのみで済ませるケースが主流となってきています。式次第や決まった進行があるわけではないので、結婚するふたりが進行を取り仕切る場合が多く、二人の挨拶や婚約指輪など記念品の披露や交換を行うケースが多いようです。

振袖画像

 

2. 結納と顔合わせの服装は違うの?

 

結納が婚約を正式なものとする儀式であるのに対し、顔合わせは両家の親睦を目的としたカジュアルな席となります。そのため、それぞれのシーンに合わせて、両家の服装の格を考える必要が出てきます。
●正式結納
儀式としての意味合いが一番強いため、女性はもっとも格の高い、未婚女性の正礼装である「振袖」を着用します。この場合、男性も正礼装である「五つ紋付き羽織・袴」で格を揃える必要があります。両家の親も、父親であれば「五つ紋付き羽織・袴」、母親であれば「黒留袖」または「五つ紋入りの色留袖」といった正礼装を着用するようにしましょう。

●略式結納
簡略化された結納となるため、女性は「振袖」以外にも、準礼装である「訪問着」を選んでも問題はありません。ただし地域やお家によっては、しきたりとして訪問着ではなく振袖を選択しないといけない場合もありますので、事前に確認しておくと安心です。男性は「ブラックスーツ」「ダークスーツ」など、和装でなくても問題ありません。
両家の親も、父親は「ブラックスーツ」、母親は「訪問着」「付下(つけさげ) 」「色無地」のほか、ワンピースなどの洋装も問題ありません。ただし、親の服装は両家で格を揃えるようにしましょう。
例えばどちらかが着物で、どちらかがワンピースとなると、和装である着物の方が格は高くなります。まずは両家で和装にするのか洋装にするのか、次に正礼装か準礼装か略礼装か、二人が事前にそれぞれの親に確認し服装の格を合わせるようにしましょう。

●顔合わせ
儀式としての意味合いは含まれていないため、さほどかしこまる必要はありません。
女性は、ワンピースやきちんと感のあるスーツといった洋装でも大丈夫ですが両家の初対面の場として設ける席になりますのでデニムやミニスカート等カジュアルすぎる装いは避けましょう。
顔合わせでも「おめでたい席だから」、「独身最後」ということから、「振袖」を選ぶ女性も多いようです。
ただし振袖は第一礼装にあたるため、人によっては「堅苦しい」と感じられる場合もあります。事前にご家族に相談しながら進めていく方が良いですね。

結納品

 

3. 振袖を着る際の注意ポイント(両家の格を合わせておくこと)

振袖のような和装でも、ワンピースなどの洋装でも、結納や顔合わせでは両家の服装の格を合わせる必要があります
振袖は、未婚女性の正礼装。もし女性が振袖を着るのであれば、男性も正礼装である羽織袴を着るのが正式ですが、最近はブラックスーツやダークスーツを合わせることが多いようです。主役の二人がどんな服装をするかで、家族の服装も変わってきます。
事前に確認をしなかったために、相手の親が着物で参加し、自分の親が洋装で気まずい思いをした。という苦い体験をされる方も少なからずともいらっしゃるようです。
両家にも格の差が生まれないよう事前に話し合いを行い、当日に臨むようにしておきましょう。

 

結納シーン

 

4. 結納や顔合わせに着る振袖の準備方法と時期

 

結納や顔合わせで振袖を着ると決めたら、当日に向けて振袖を準備しなければなりません。
振袖の準備方法は3つあります。直前になって焦らなくてすむように準備方法と時期を押さえておきましょう。

4-1 手持ちの振袖を着る場合
成人式の時に購入した、母親や祖母から譲り受けたりして、もともと振袖を持っているものを着用するのであれば、改めて用意する必要はありません。
ただし、成人式の後ずっとタンスにしまっていたのであれば、一度干して湿気を取り、汚れや虫食いなどがないか確認が必要です。必要であればクリーニングに出して本来の美しさを取り戻しておきましょう。
結納や顔合わせの日取りが決まったら早めにタンスから出し、帯や小物などの過不足も確認し準備しておくと安心です。

4-2 レンタルする場合
振袖を持っていない場合や、成人式と同じ振袖を着用しない場合はレンタルがおすすめです。
結婚には何かとお金がかかりますし、振袖を着る機会も最後となるので購入する必要はあまりないかと思われます。
できるだけたくさんの選択肢から振袖を選びたい方はネットレンタルがおすすめです。安いものであれば髪飾りや履物などの小物もついたフルセットレンタルで2万円程度から借りることができます。

4-3 購入する場合
着物(特に振袖)はかなり高価な買い物になりますので、結納や顔合わせのためだけに購入するのはおすすめできません。
購入する場合は落ち着いた色・柄の振袖を選ぶと良いでしょう。結納で着た振袖を訪問着に仕立て直せば、既婚者になってからも友達の結婚式などのおめでたい場に着ていくことができます。

4-4 レンタルと購入は時期に注意!
振袖をレンタルもしくは購入する場合、準備を始める時期は注意が必要です。
成人式シーズンは振袖をレンタル・購入する方が集中しますので、着物がかなり品薄になってしまう可能性も否めません。振袖を着ると決めたらできる限り早めの手配をおすすめいたします。

 

5 結納や顔合わせに最適な振袖の色や柄とは?

 

振袖は第一正装ですが、おめでたい席に不釣り合いな色や柄は相手のご家族に悪い印象を与えてしまう恐れもありますので避けましょう。結婚する前に「常識が無い」「場の空気が読めない」というマイナスイメージを持たれないよう注意しましょう。
選ぶ基準としては、着物の地色に気を付けましょう。黒っぽい部分が多い振袖は喪服を連想してしまう方もいますから、おめでたい場では控えましょう。黒地でも全体的に華やかな柄が入っていれば問題ありません。
これからレンタル・購入する方は、ピンクや白、クリームなどの淡い色か、赤などのおめでたいものを連想する地色がおすすめです。柄は古典調の吉祥柄か、季節に合った花柄を選びましょう。春なら桜や梅などの花柄を選ぶと季節感もおめでたい雰囲気も出すことができます。金糸や刺繍が入っているものも豪華です。

おすすめの振袖

 

6 振袖に合う髪型は?

 

着物を着る際も髪型は洋服を着る際と同様に気を配りたいですね。
結納や顔合わせで振袖を着用される場合、髪型はトレンドを取り入れつつも、清潔感や気品があるアップスタイルがおすすめです。ダウンスタイルも悪くはありませんが、お食事などを伴う場合は髪の毛が邪魔になったり、つい髪の毛を触ってばかりいると清潔感を損なってしまう恐れも。
ショートヘアの方や、結ぶことが難しい長さの方は、できる限りすっきりとしたヘアスタイルが良いですね。
髪飾りも成人式ほどの華やかさは必要ありませんが、着物に合わせた上品な髪飾りがおすすめです。

髪飾り

 

7 女性が振袖を着た際の参加者の服装は?

 

7-1男性の服装
正式結納を行う場合は男性も正装が必要となり、5つ紋の羽織袴姿となりますが、ご両家に確認し、略式でも問題がない場合は、男性は「ブラックスーツ」「ダークスーツ」などフォーマルなスーツで問題ありません。
男性も事前にご両親に服装を確認をしておくことをおすすめいたします。

7-2 両親の服装
父親の服装は男性同様、フォーマルなスーツで問題ありません。男性が和装になさる場合は父親も和装に揃える事も可能です。
母親の服装は女性(お嬢様)が振袖を着用される場合は留袖や訪問着がおすすめです。
大切なことは、結納や顔合わせは結婚する2人が主役ですから、主役より派手になら無いように気をつけましょう。

 

8 まとめ

 

結納や顔合わせ食事会は結婚する2つの家族が初めて顔を合わせ、結婚の意思を確かめ合う重要な場です。女性が振袖を着ていると華やかさがプラスされよりおめでたい雰囲気にすることができますので、おすすめの服装です。
ただ、「初顔合わせで失敗した!」ということのないよう、
両家の服装の格について、事前にしっかりと話し合いを設けておくことが大切です。

 

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この記事を監修した人
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越子(えつこ)

着物に携わること50年。着物の仕入れやコーディネート・着付け・リメイクまで幅広くこなします。自分の着付けはもちろん、友人や親戚から着付けを頼まれることも。 趣味は友達と着物で京都散策をすること。 お抹茶と和菓子が好きです。
◆資格・免許◆日本和装協会認定資格/染織補正士/きもの文化検定/和裁技能士

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