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振袖とは?着物との違いは?

 

着ているだけでその場が華やかになる振袖。

ですが振袖と聞くと「成人式だけに着る着物」というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。また「そもそも振袖と着物の違いがよく分からない。」という方もいらっしゃるかもしれませんが、振袖はさまざまなシーンで着ることのできる未婚女性の第一礼装です。

本記事では、振袖と着物は何が違うのか、振袖の種類と違いについて説明します。後半では振袖が活用できるシーンもご紹介していますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

 

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着物とは?

「着物」とは訪問着や振袖、浴衣などを含めた和服の総称です。ですので、振袖も数ある着物の種類の一つと言えます。最近では、日本の伝統衣装全般を表す言葉として使われることもある他、訪問着全般を指す場合もあります。
英語でも「kimono」と表記され、日本の着物として認知されています。

 

振袖とは?

振袖も着物の一種で、未婚女性の第一礼装です。
通常の着物と比較して、袖の長さが長く、未婚女性が着用するものとされています。
女性が着る振袖は江戸時代に生まれたとされています。また古来より「振る」という行為には良くないものを祓ったり神に祈るという意味があり、神に仕える巫女は長い布や袖を振ることで神を呼び起こす「魂振り」を儀式として行なっていました。袖が長く色や柄が良く目立つため、華やかなお祝いの場で振袖を着ることは人生の節目や門出に厄を払い、清めるものとして重宝されました。

振袖には3つのタイプがある

振袖は袖の長さによって大振袖、中振袖、小振袖の3つのタイプがあり、着用するシーンも異なります。各振袖のタイプについて解説していきましょう。

1. 大振袖

大振袖は、主に花嫁衣裳として着用したり、舞妓さんが踊りを踊る際に着用する着物です。
大振袖は袖丈が104~120cmの長い袖のものを指し、「引き振袖」「引き振り」「お引きずり」「お引き」と呼ばれることがあります。
振袖の中でも床に引きずるほど袖が長く、格が最も高い振袖に分類されており、主に花嫁衣装のお色直し用いられます。花嫁が大振袖を着る場合には、腰部分の布を折り込まずに床に裾を引きずる「引き振袖」という着方をします。今ほど平均身長が高くなかった時代に、この長さの振袖を引きずって歩いている姿は、とてもインパクトがあったことでしょう。

2. 中振袖

中振袖は、成人式や結婚式・結納の場でよく見かける振袖です。もしかすると中振袖が一番身近な振袖かもしれません。袖丈が100cm前後のものを指し、大振袖の次に格が高い振袖とされています。
ふくらはぎあたりまでの長さがある豪華な振袖ですので、見た目も非常に華やかで、麗しい着物姿となります。着物にデザインされる図柄も古典的なものからモダンなものや個性的なものまでバリエーションが非常に豊富です。

3. 小振袖

二尺袖(にしゃくそで)とも呼ばれる小振袖は、はその名の通り約2尺(85cm)の袖の長さです。大振袖、中振袖よりも袖が短くできています。動きやすいため袴と合わせるのに適しており、卒業式などのシーンでよく着用されます。中振袖と同様に、古典柄や大正ロマン柄等、バリエーションが豊富なところも魅力のひとつ。

【越子のこぼれ話】
皆さん、好きな人に「振った」「振られた」という言葉は聞き覚えがありますよね。
実はここに表されている「振る」という表現は振袖がもとになっていることをご存じですか?
「左右に振る=好き」を意味し、「前後に振る=嫌い」を意味していたそうです。

 

●訪問着と振袖の違いは?

袖の長い振袖に対し、訪問着は袖が短く57~68cm程度です。また先述の通り振袖は未婚女性が着用するのに対し、訪問着は未婚・既婚問わず着ても良いとされています。また幅広い年代で着用可能です。

既婚女性の第一礼装は家紋が入った留袖ですが、訪問着はそれよりもカジュアルな立ち位置にある、準礼装〜略礼装です。気軽なお出かけから、食事会、観劇、結婚式の参列など幅広いシーンで着用できます。お宮参りや七五三、子どもの入学式や卒業式などの行事にも使える他、お茶やお花を習う方はその稽古着としても活躍します。

振袖を活用できるシーン

振袖は、以下のシーンで活用が可能です。
● 成人式
● 結婚式のお呼ばれ衣装
● 結納・顔合わせ
● 卒業式
● 新年の初詣
● パーティーのイブニングドレス代わり
● 仕立て直して訪問着に

一つずつ詳しく解説します。

●成人式

人生の節目や門出のひとつである成人式。未婚女性が身に着ける第一礼装、振袖を身に着けることで「大人になる自覚を持つ」ことが成人式の振袖着用のはじまりとされています。

●結婚式のお呼ばれ衣装

結婚式や披露宴に未婚女性が参列するシーンには、振袖がピッタリです。振袖は日本の第一礼装ですので、お祝いの席やフォーマルな場面に適しています。振袖の方が参列するだけで結婚式がより華やかになり、格調も高くなるため、主催者に喜ばれるでしょう。ただし、花嫁が白無垢やウェディングドレスを着用し、親族が黒留袖を着用することから、白色、黒色は避け、主役の花嫁よりも派手でゴージャスな印象にならないよう注意が必要です。

振袖の柄は華やかな花柄などがおすすめです。髪型は成人式とは異なり、シンプルなヘアスタイルがおすすめ。成人式で振り袖に合わせることが多い「ファーのショール」も、避けるのが無難。毛皮類はたとえフェイクファーでも「殺生(生きものを殺すこと)」を連想させるので、祝の場である結婚式には不向きとされています。防寒には大判のストール等がおすすめです。アクセサリーは身に付けないことがおすすめです。

●結納・顔合わせ

人生の節目ともいえる「結婚」への大切な一歩となる、結納・顔合わせにも振袖は着用可能です。
特に独身最後ですので、振袖を着る最後の機会となります。そのため結納や顔合わせに振袖を選ばれる女性がたくさんいらっしゃいます。
事前に両家に振袖を着ることを伝えて置けば、よほどカジュアルな場でない限り、新婦は振袖を着ても問題はないでしょう。
もしかするとお母様も一緒に和装で合わせてくれ、素敵な思い出作りができるかもしれません。

 

●卒業式の晴れ着

一生に一度の門出の日である卒業式も、振袖を着用するのにふさわしいシーンです。
卒業式で振袖を着るには、袴を組み合わせるのが一般的です。袴には動きやすい小振袖を合わせることが多いですが、中振袖は袖が足元まで流れて柄や模様も美しく見えるため、小振袖よりも格段に華やかな印象が与えられます。

●新年の初詣

1年のスタートである初詣にも振袖が活用できます。お正月は成人式や結婚式と同様に、晴れの日と言われる特別な時期なので、初詣に振袖はふさわしい着物です。また、お正月は毎年ある行事です。持っている振袖を活用したいという方は、年に1度の振袖を着る機会として楽しめるでしょう。

●パーティーのイブニングドレス代わり

格式高いパーティーや祝賀会などのシーンでも、振袖が着用できます。洋風スタイルのパーティーであっても会場の雰囲気に合わせて和装を取り入れれば、上品なスタイルになります。外国の方の参加が多いパーティーや祝賀会であれば、振袖での参加が喜ばれる事も多いでしょう。

ただし、パーティーや祝賀会は飲食をする機会が多いので、汚れや所作に気をつけなければなりません。事前に振袖での所作や動き方を確認し、慣れてからの参加がおすすめです。

●仕立て直して訪問着に

振袖を仕立て直して訪問着にするのも可能です。振袖は未婚女性が基本的に着用する着物のため、結婚した後は着られなくなってしまいます。そこで仕立てができるお店に依頼し、振袖の袖を短くして訪問着にあつらえ直すと、既婚となった後も長く着られるようになります。
ただし、色柄が派手すぎる場合なかなか着用が難しい場合も。また仕立て直しをせずにお子様やお孫さんに振袖を引き継がれるというかたもいらっしゃるようです。

まとめ

振袖には袖の長さが3種類あり、それぞれ異なった着物の格があります。
そのため着用できるシーンも異なるので注意が必要です。
中振袖は成人式や結婚式などのお祝いの席にふさわしい、上品で美しい着物です。その他にも活用できるイベントがあり、訪問着にリメイクすれば長く楽しめます。本記事でご紹介した着物との違いを参考にして、自分に合ったお気に入りの振袖を探してみてください。

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この記事を監修した人
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越子(えつこ)

着物に携わること50年。着物の仕入れやコーディネート・着付け・リメイクまで幅広くこなします。自分の着付けはもちろん、友人や親戚から着付けを頼まれることも。 趣味は友達と着物で京都散策をすること。 お抹茶と和菓子が好きです。
◆資格・免許◆日本和装協会認定資格/染織補正士/きもの文化検定/和裁技能士

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