赤ちゃんの着物は誰が用意する?お宮参りの産着の着せ方・選び方
投稿日:2024年4月5日 (最終更新日:2026年2月3日)
赤ちゃんの無事と健やかな成長を祈る「お宮参り」は日本の美しい慣習です。一般的に生後約1カ月頃に、赤ちゃんに「産着(うぶぎ)」や「祝着(いわいぎ)」と呼ばれる着物を着せてお参りをします。初めてのお宮参りでは赤ちゃんの着物を誰が用意するのか、どのようなことに気をつけて準備をすればよいかなどの疑問点も多くあるでしょう。
本記事では、お宮参りに込められた意味や赤ちゃんの着物を誰が用意するのか、着物を着せる際の注意点を詳しくご説明します。本記事を読んでお宮参りの疑問を解決して準備を進めましょう。
1.お宮参りに込められた意味
お宮参りに込められた意味にはどのようなものがあるのでしょうか。
お宮参りは、赤ちゃんの誕生を家族で祝い、健やかな成長を願う伝統的な慣習です。一般的には、生まれた土地の守り神の産土神(うぶすながみ)様や、住んでいる土地の守り神の氏神(うじがみ)様に赤ちゃんが無事に生まれた報告と感謝の気持ちを伝えます。
地域やご家族によって異なりますが、赤ちゃんが男の子の場合は生後31〜32日目に、女の子の場合は32〜33日目にお祝いをするのが一般的です。しかし、近年ではこの日数に近い週末に家族で集まり、産着(掛け着・のしめ)と呼ばれる着物を着せ、お宮参りや会食をしてお祝いするケースも増えています。またお食い初めと一緒に行われるご家庭も増えているようです。
2.赤ちゃんにはどんな着物を用意する?
お宮参りは赤ちゃんの健やかな成長をお祈りする行事です。
赤ちゃんもご家族もフォーマルな装いでお参りすることをおすすめします。
一般的に赤ちゃんの正装は、白羽二重(しろはぶたえ)と呼ばれる真っ白な着物の上に着物(産着)を羽織りますが、近年はセレモニードレスと呼ばれる洋装の上に着物(産着)を羽織るスタイルも少なくありません。特に決まりはないため、着物かドレスかはご両親が選んであげましょう。
また普段着慣れない白羽二重やセレモニードレスだと赤ちゃんが落ち着かず、ぐずってしまう心配がある方は普段着なれたロンパース等の上から着物(産着)を掛けてあげるのも良いでしょう。
着物(産着)のデザインや色味にはさまざまなものがあります。
着物の柄ひとつ取っても赤ちゃんの健やかな成長や、たくさんの幸せを願ったものが多くみられます。
例えば、男の子の代表的な柄である兜には「出世の象徴で厄災から身を守るように」との意味が込められており、牡丹の花は「幸福」「高貴」「富貴」を意味します。日本古来から縁起が良いとして着物に多く使われている唐草、市松、亀甲、扇などの吉祥文様(きっしょうもんよう)も性別問わず使用でき、正装にふさわしいでしょう。


3.赤ちゃんの着物(産着)は誰が用意するの?
赤ちゃんの着物(産着)は誰が用意するものなのでしょうか。
古くから伝わる習慣では、お宮参りは父方の祖母がお宮参りに参列し、着物(産着)は母方の実家が用意するのが習わしだったとされている地域が多くあります。時代の変化と共にその慣習も薄れて、現在、着物は誰が用意しても問題ないとされています。
しかしながら、孫の誕生を喜ぶ祖父母や親族が、「着物(産着)をお祝いとして贈りたい」と申し出るケースもあるでしょう。着物(産着)のデザインや生地、着物のブランドによって異なりますが、一般的に産着を購入する場合は数万円〜20万円くらいの費用がかかります。
また商品によっても価格差があること理解した上で話を進めるとよいでしょう。
購入した着物(産着)は将来的に赤ちゃんが成長して七五三を迎えたとき、晴れ着の着物として仕立て直すことも可能です。一方で、成長した子供の体格と着物の生地の大きさが合わなくなるケースや、着物に仕立て直す費用がかかるなどの懸念点も考えられるので、よく検討してから産着を購入するのがおすすめです。
赤ちゃんの着物を用意する金銭的な負担を考えずにお宮参りを済ませるなら、着物のレンタルサービスを利用する方法もあります。レンタルをする際の相場は数千〜3万円程度で済むため、ブランド物の着物でも予算内であれば気軽に利用できます。誰が着物を用意するかはっきりしない場合、赤ちゃんの両親が着物のレンタルサービスを使って着物を用意するのも選択肢の一つです。
4.赤ちゃんに着物(産着)を着せるときに注意すべきこと
赤ちゃんに着物を着せるときには、どのような点に注意すればよいのでしょうか。ここでは、主に注意すべきポイントを3つご説明します。
●暑さ・寒さ対策をする
赤ちゃんに着物を着せる際、暑さや寒さ対策は注意したいポイントの一つです。
お宮参りをする生後1カ月前後の赤ちゃんは、体が大人ほど発達しておらず自分でうまく体温調整ができません。そのため、赤ちゃんが着物を着ていても快適に過ごせるようにご両親が温度調節をしてあげましょう。
夏の暑い時期に着物を着せる場合、熱がこもって赤ちゃんの体温が上がりすぎないように注意します。肌着には薄手で通気性のよい素材のものを選び、赤ちゃんが汗をかかないように、内側の襦袢を外しておいてもよいでしょう。日差しが強ければ、帽子や扇子で日除け対策をするのも効果的です。
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冬の寒い日や雨の肌寒い日などは、厚手の衣類や上着を用意しておくと安心です。室内は暖房が効いており寒暖差が激しいケースもあるため、着脱しやすいベストやカーディガン、おくるみなどを持参しておくとよいでしょう。冬は空気が乾燥しやすく赤ちゃんの肌も乾燥しがちなので、着物の他に厚手の靴下やミトン、帽子などで対策をするのもおすすめです。
●赤ちゃんの首元や袖口を締めつけないようにする
赤ちゃんの首元や袖口を着物で締め付けないようにするのも注意したいポイントの一つです。
産着はその形式から、赤ちゃんと抱っこした方両方を包み込むように着付けます。内側に包まれている赤ちゃんの呼吸に影響が出ないように、赤ちゃんの肌着は伸縮性のある柔らかい素材のものを選ぶと安心です。着付けの際は首元や袖口を締め付けないように注意し、赤ちゃんが呼吸をしやすいように確認してあげましょう。
●着物の臭い・シワ対策をする
赤ちゃんに着物を着せる際に注意したいポイントの一つに、臭いやシワ対策もあります。
ご両親自身が赤ちゃんの頃に使用した着物(産着)が今でも大切に保管されていることも少なくありません。祖父母にとって、我が子のお宮参りを思い出しながら、孫が着物を受け継ぐ姿は非常に感慨深いものです。
しかし、長年タンスに仕舞い込んだ着物には、カビやシミ、変色などが起こっている可能性があります。着物にカビが見られたり変色が広がっていたりする場合は、見た目が悪いだけでなく衛生面で赤ちゃんに影響を及ぼしてしまう恐れがあり注意が必要です。
また、長年使用した防虫剤の臭いが着物に染み付いているものや、全体のシワが気になるものもあるでしょう。防虫剤の臭いがきつい場合は赤ちゃんにとって不快かもしれません。昔の着物(産着)を使用したい方は、お宮参りの数カ月前には状態を確認し、着物クリーニングに出すなどしてカビやシミ、臭いやシワ対策をしておきましょう。
5.まとめ
本記事では、お宮参りに込められた意味や赤ちゃんの着物(産着)を誰が用意するべきか、着物を着せる際の注意点をご説明しました。お宮参りは日本に古くから伝わる素晴らしい慣習です。本記事を読んで、お宮参りの際の注意点を知り、赤ちゃんの成長を祝う素晴らしい1日にしましょう。
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