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被布(ひふ)とは?3歳の七五三の意味・由来や被布を選ぶときのポイントを解説!

10月中旬から11月に行うのが一般的な七五三。当日の子どもの服装に悩んでいる親御さんもいるのではないでしょうか。被布(ひふ)は着物の上から羽織るだけなので着付けがとっても簡単。この記事では、3歳の七五三で着る被布とは何か意味や由来、メリットを紹介します。記事の後半では、被布を着せるときに必要なものや選び方にも触れていますので、ぜひ参考にしてください。

1.被布(ひふ)とは?

被布(ひふ)とは?

被布(ひふ)とは、着物の上からベストのように着る羽織物です。3歳の七五三で着物を着用する際は、お腹周りをひもや柔らかな素材を使った兵児帯(へこおび)で締めます。これを隠すために、上から被布を羽織るわけです。生地にはシルクやポリエステルなどがあり、デザインもレース付きや刺しゅうを施したものなどさまざまなバリエーションがあります。なお、3歳の七五三は、女の子だけのお祝いとは限らず、地域やご家庭によっては、男の子でも行うケースもあります。従って、被布は性別に関係なく着用できます。

2.七五三の意味と由来

七五三は、3歳、5歳、7歳になった子どもの成長をお祝いすると同時に、今後も健やかに育ちますようにと神様に祈る意味がある儀式です。その歴史は古く、平安時代にまでさかのぼります。七五三に由来する儀式には、以下の3つがあったといわれています。

●3歳の男女が髪を伸ばし始める「髪置き(かみおき)の儀」
●5歳の男の子が初めて袴を着る「袴着(はかまぎ)の儀」
●7歳の女の子が大人と同じ帯を結んで着物を着る「帯解き(おびとき)の儀」

3歳という年齢では、まだ帯を身につけないため、代わりに被布を着用しました。

3.三歳の七五三で被布を着るメリット

3歳の七五三で被布を着るメリット

●子どもの負担が少ない
被布はベストに近い感覚で着物の上から羽織るだけなので、着心地は普段着とさほど変わりません。着物を着用するときは、お腹周りを締め付けにくいひもや兵児帯で締めます。そのため、子どもに窮屈な思いをさせてしまう心配もありません。3歳の七五三での被布の着用は子どもへの負担が少ないので、ママやパパも安心して着せることができます。

●着崩れしにくい
3歳は性別に関係なく活発な時期です。そのため、着物を着用している間に激しく動いたり、しゃがみ込んだりして着崩れしてしまう可能性も十分あります。被布は着物の上から被らせるだけなので、着崩れしにくいメリットがあります。下に着用している着物が着崩れしても、短時間で整えられるので安心です。七五三で着付けに手間がかかる着物を着用させてしまうと、何度も着付けすることになるので注意してください。

●3歳特有の魅力を引き出せる
被布は、3歳のお子様の体格に合わせた寸法やデザインで作られています。そのため、着用するだけで、この時期ならではの愛らしさを引き立てられます。乳幼児らしい、どこかあどけない表情に被布の柔らかなフォルムがマッチして、かわいらしい雰囲気となるでしょう。

4.三歳の七五三で被布以外に必要なもの

3歳の七五三で被布を着用する際は、被布以外に以下のものを用意しておくとスムーズに当日を迎えられます。

【七五三当日にあると良いもの】
●3歳前後の女の子向けの三つ身(みつみ)の着物
●長襦袢(ながじゅばん)または肌襦袢(はだじゅばん)※肌襦袢はインナーで代用可
●半衿(はんえり)
●重ね衿(かさねえり)
●兵児帯(へこおび)
●腰ひも
●草履
●足袋
●巾着
●髪飾り

上記に加えて、動きやすく体温調節がしやすい着替えや、いつもの履き慣れた靴、飲み物やお菓子があると、より安心ですね。

5.三歳の七五三で被布を選ぶときのポイント

3歳の七五三で被布を着せる際は、着物の色や柄をベースに選ぶと全体的にバランスのとれたコーディネートに仕上がります。ここでは、被布を選ぶときに知っておくと役立つポイントを4つ紹介します。

着物の柄と同系色の被布を選ぶ
着物の柄に使ってある色と同系色の被布を合わせると、統一感のあるコーディネートになります。

着物の地色と反対色の被布を選ぶ
はっきりとした印象の装いにしたいときは、着物の地色と反対色の被布を合わせたコーディネートが良いでしょう。和装の場合は、反対色を選んでも派手なコーディネートにならないので安心してください。普段は子どもに反対色を使ったコーディネートをさせていない場合でも、チャレンジしてみると良いでしょう。

着物が大きめの柄なら被布はシンプルなものを選ぶ
七五三当日は着物や被布に加えて、髪飾りや巾着などのアイテムも身に付けます。着物に大きめの柄が使ってある場合は、シンプルな被布を合わせるとバランスの良いコーディネートが出来上がります。

男の子は被布ありと羽織袴の好きな方を選ぶ
3歳の七五三で男の子をお祝いする場合は、被布ありと羽織袴のどちらを選んでも問題ありません。ママやパパが5歳になって初めて袴を着せたいと考える場合は、3歳の七五三の衣装は被布がおすすめです。被布で男の子らしさも表現したいなら黒や白、水色などのカラーのものを選ぶのがベターです。かっこよさやたくましさを求めるなら、羽織袴を選ぶと良いでしょう。羽織袴は縁起が良い柄とされる鷹や兜、松などが取り入れられたものが多くあります。

6.まとめ

被布とは、着物の上から羽織るベストに似た羽織物です。七五三は子どもの成長を祝い、この先の健康を願う意味がある儀式です。被布は着崩れしにくく、少ない負担で子どもに着せることができる和装です。3歳の七五三で被布を着せるなら、ぜひ、京都かしきものをご利用ください。性別問わず、さまざまなデザインの被布を取りそろえてお待ちしています。

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越子(えつこ)

着物に携わること50年。着物の仕入れやコーディネート・着付け・リメイクまで幅広くこなします。自分の着付けはもちろん、友人や親戚から着付けを頼まれることも。 趣味は友達と着物で京都散策をすること。 お抹茶と和菓子が好きです。
◆資格・免許◆日本和装協会認定資格/染織補正士/きもの文化検定/和裁技能士

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