結婚式の両家の服装、どう合わせる?|格をそろえるための基本ルール
投稿日:2022年5月5日 (最終更新日:2025年11月21日)
結婚式に参列するご両家の親族にとって、服装のマナーはとても大切です。格式や立場にふさわしい装いが求められる場面だからこそ、「何を着ればいいの?」「両家でバランスを取るには?」と悩む方も多いはず。ご両家向けに結婚式に参列する際の親族の服装マナーについて徹底解説。是非参考になさってください。
1.まずはマナーを理解!結婚式での両親の服装マナー
最近では結婚式のスタイルが数多くあり、ご親族の方も「どのような服装が良いの? 」「何を基準に選べばいいの? 」とお悩みの方が増えているようです。そこでおさえておきたいのが、以下3つのポイントです。
結婚式におけるご両親の服装で、最も重要なポイントは 「両家で装いの格を揃えること」 です。両家で服装に差があると、記念写真の印象やゲストへの印象にも影響を与えてしまうため、事前に話し合って服装の方針を決めておくことが大切です。
ここで言う「格」とは、いわゆるドレスコードのような フォーマル度の高さ を指します。結婚式のような格式ある場では、「礼装(フォーマルウェア)」 を着用するのが基本で、格やドレスコードを間違ってしまうとマナー違反と見なされることもあるため注意が必要です。
以下のように、礼装には格に応じた段階があります。
男性:五つ紋付羽織袴、モーニングコート
女性:黒留袖、イブニングドレス、アフタヌーンドレス
●準礼装(セミフォーマル)
男性:ディレクターズスーツ、ブラックスーツ、紋付袴(一つ紋・三つ紋)
女性:色留袖、ワンピース、アンサンブル、セミフォーマルなスーツ
●略礼装(インフォーマル)
男性:ブラックスーツ、ダークスーツ
女性:訪問着、付け下げ、色無地、きちんと感のあるスーツやワンピース
結婚式において親族は新郎新婦とともにゲストをもてなす側です。そのためゲストを迎え入れるのにふさわしいフォーマルな服装(正礼装)が基本になります。そのため両家で格に差が出ないように事前に話し合う必要があります。必ずしも両家が和装で統一、洋装で統一する必要はありません。一方が和装、一方が洋装であっても正礼装であれば問題はありません。結婚式での両親の装いは、お父様が『モーニングコート』お母様が『黒留袖』といった組み合わせが一般的です。
格が異なる例としては、お父様が『ブラックスーツ(準礼装)』お母様が『黒留袖(正礼装)』を選択してしまうと、『お父様だけ格下の装い』、お父様が『モーニングコート(正礼装)』お母様が『ワンピース(準礼装)』となる場合は『お母様だけ格下の装い』となってしまい記念写真を撮影した際など、残念ながら1名だけ場違いな印象となってしまいます。
両親の装いは、新郎新婦の衣装とも『格』をあわせることも重要です。新郎新婦が「フロックコート(正礼装)」と「ウェディングドレス(正礼装)」を選択されているのであれば、ご両親も正礼装で臨む必要があります。新郎新婦の装いをふまえた服装選びを心がけましょう。
上述の通り、ご両親は、ゲストをもてなす立場にありますので、ゲストを迎え入れるのにふさわしいフォーマルな服装を心がけましょう。他の親族やゲストの方よりも格下の装いにならないように気を付けることが大切です。
2.礼装について
『礼装』とは、冠婚葬祭といった『儀式』に出席するための正式な服装のこと。その際に着用する衣服のことを『礼服』『フォーマルウェア』と呼びます。洋装で出席される場合は着用する時間にもルールがありますので注意が必要です。洋装の場合、結婚式が午前中から18時(冬場は17時)までであれば『昼の装い』、18時(冬場は17時)以降からであれば『夜の装い』となります。
昼の結婚式では『モーニングコート』夜の結婚式では『燕尾服』『タキシード』が、最も格の高い正礼装です。その中でもモーニングコートは、「結婚式での父親はモーニングコート」と言われるほど、一般的です。
黒紋付きが正礼装です。和装の場合は、時間帯による装いの違いはありません。
昼の結婚式では『アフタヌーンドレス』、夜の結婚式では『イブニングドレス』が最も格の高い正礼装です。ただし、露出の多いものは、日本では一般的に避けられる傾向があります。夜の結婚式であっても、昼のスタイルで参列する方が安心でしょう。
黒留袖(ポリエステルの黒留袖もご用意がございますが、新郎新婦のお母様の礼装の場合はできる限り素材が正絹のものをおすすめします。)、色留袖(五つ紋)が正礼装です。和装の場合は、時間帯による装いの違いはありません。
兄弟の場合はディレクターズスーツやブラックスーツ、学生の場合は制服が正装となります。姉妹の場合は昼の結婚式ではセミアフタヌーンドレス、夜の結婚式ではカクテルドレスやディナードレスとなります。学生の場合は時間にかかわらず制服が正装となります。
兄弟の場合は羽織袴で、正礼装は5つ紋付の黒紋付き羽織袴です。お父様がが正礼装なら、兄弟は黒以外の羽織袴スタイルの準礼装がおすすめです。姉妹の場合、既婚か未婚かによって装いが変わります。未婚女性の第一礼装は振袖、既婚女性の第一礼装は黒留袖となります。また、既婚・未婚を問わず少し華やかに色留袖や訪問着を着用することも可能です。
3.教会や神社仏閣での結婚式の場合
挙式のスタイルは神前式、教会式、仏前式、人前式など様々です。日本では特に『キリスト教式』が人気があり、約6割のカップルがキリスト教式を行なっています。他にも神社仏閣で行なう、日本の伝統的な結婚式もありますが、キリスト教の挙式に和装で参列することも、神社仏閣での挙式に洋装で参列することもマナー違反ではありません。どういったスタイルであっても両家の装いに格の違いが生じることは避けるように努めましょう。
4.夏場の結婚式の場合は?
結婚式が夏場の場合はどうすべきでしょうか。暑い時期にモーニングコートや着物を着るのは大変ですよね。ただ、結婚式会場はゲストの服装を考慮したうえで空調も管理されていますのでさほど心配をする必要はありません。
5.カジュアルウェディングの場合は?
レストランウェディングや、親しい方だけでのカジュアルウェディングも最近は増えています。カジュアルウェディングであってもおもてなしを行う立場であることは変わりありませんので、準礼装を心がけましょう。
昼の結婚式では『ディレクターズスーツ』夜の結婚式では『タキシード』
●お父様がが和装の準礼装
紋付袴(一つ紋、三つ紋。羽織は無くても)和装の場合は、時間帯による装いの違いはありません。
●お母様が洋装の準礼装
昼の結婚式では『セミ・アフタヌーンドレス』『セレモニースーツ』夜の結婚式では『カクテルドレス』
●お母様が和装の準礼装
色留袖(三つ紋、一つ紋)、訪問着(格調高い柄のもの)、色無地(三つ紋、一つ紋)となります。和装の場合は、時間帯による装いの違いはありません。
準礼装であっても、両家で格を合わせるという基本ポイントは守るようにしましょう。
6.紋付について
紋(家紋)は礼装である留袖や喪服につけるもので、入れる位置と数が決まっています。紋の数によって格が異なり、紋の数が多いほど格が上がります。ひと昔前は、嫁入り道具として黒留袖が新調されていましたが、今ではそのような風習も珍しくなりつつあります。そのため、黒留袖を着るような改まったシーンでは、母親や祖母から受け継いだものを着用したり、親戚や友人に借りたものを着用することもあります。また、着物の準備やメンテナンスが大変なことから、レンタルされるかたも増えています。レンタルをする場合、通紋といわれる「五三の桐」などの便宜上の紋が付いている場合がありますので、レンタルをされる際は紋の有無も参考にしてみてください。
7.まとめ
結婚式は新郎新婦にとってはもちろん、そのご両親にとってもかけがえのない一日です。そんな大切な日にトラブルなく、みんなが笑顔で素敵な一日で終われるように、「ご両親の衣装」はご両家できちんとコミュニケーションをとって決めておくようにしましょう。
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