七五三の着物でよく聞く「肩上げ」ってなに?
投稿日:2026年10月2日 (最終更新日:2026年10月2日)

七五三はお子様の健やかな成長を祝う大切な行事です。七五三の着物を準備するなかで「肩上げ(かたあげ)」という言葉を見聞きして疑問に思う方も多いのではないでしょうか。今回は、七五三の着物になぜ肩上げが必要なのか、その意味や、着物レンタルを利用する場合の注意点について分かりやすく解説します。
1. 肩上げとは?着物のサイズを調整する工夫
着物の裄丈(ゆきたけ:首の後ろの中心から手首までの長さ)をお子様の腕の長さに合わせて調整するため、肩の部分の生地をつまんで縫い上げることを「肩上げ」と呼びます。成長の早いお子様に合わせて作られる子ども用着物特有の仕立てであり、着崩れを防いで動きやすくするための大切な工夫です。

2. 肩上げに込められた「健やかな成長への願い」
肩上げには、単なるサイズ調整だけでなく、精神的・文化的な意味も込められています。「子どもはすぐに大きくなるため、あえて大きめの着物を用意し、肩上げをして着せる」というのが昔からの習わしでした。
また、肩上げをしていない着物は「もうこれ以上成長しない(=大人の着物)」ということを意味します。そのため、七五三のような子どものお祝い着においては、たとえ着物がジャストサイズであったとしても、縁起を担いで数ミリだけ肩上げをして着せるのが一般的とされています。
3. レンタル着物を利用する場合、肩上げはどうなる?
近年主流となっている着物のネットレンタルを利用する場合、「自分で肩上げをする必要があるの?」と不安になるかもしれません。結論から言うと、多くのレンタルショップでは、対象年齢の標準的なサイズに合わせてすでに肩上げが施された状態で着物が届きます。そのため、ご家庭で針と糸を使って縫い直す必要はなく、そのまま着用して問題ありません。誤って着用時に糸を外さないように気を付けましょう。
まとめ
七五三の着物に見られる肩上げは、お子様のこれからの成長を願うしるしです。その意味を知ることで、七五三のお祝いがご家族にとってさらに感慨深いものになるでしょう。
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