袴の選び方!袴サイズの測り方などのポイントを知って、素敵なコーデに
一度きりの卒業式、皆と最後の思い出作りに、思い切りおしゃれして最高に楽しい卒業式にしたいですね。けれど普段来ている洋服とは違い、
”何を基準に選べばいいの?”
”袴にサイズってあるの?”
”袴のサイズ測り方って?”
”袴のサイズと身長に関係ってあるの?”
”袴の丈(長さ)って決まっているの?”など、着物や袴になじみがない分、どうしても不安がたくさんあります。
この記事では
“袴サイズの測り方を理解し、失敗しない袴選び”
をご案内します。袴を選ぶポイントを知ってより素敵な卒業式を迎えましょう!
1.袴の名称と採寸ポイント
1-1裄丈の測り方
1-2袴丈の測り方
1-3ヒップサイズの測り方
1-4【袴サイズ選び方の例】
1-5.裄丈・袴丈だけじゃない!
ワイドサイズについて
2.袴サイズ選びのまとめ
2-1袴サイズ選びポイント
2-2袴と着物のコーディネート
3.おすすめの袴コーデ
4.京都かしきもの卒業式袴特集
1.袴の名称と採寸ポイント
・裄丈:首のつけ根(うなじの中心)から手首までの長さを言います。
・袖丈:肩部分から袖下までの長さを言います。
・袴丈:袴丈は袴のプリーツが始まる部分から袴の裾までの長さを言います。
一番上にある紐部分は含みませんのでご注意ください。
名称がわかれば、次は採寸に移ります。袴の丈を選ぶ際に計測すべき箇所は「裄丈(肩裄)・袴丈・ヒップサイズ」の3点!
まずはこの3点を計測していきましょう。
1-1. 裄丈(肩裄)の測り方
裄丈(肩裄)とは腕の長さのことです。腕を下斜め45度に伸ばし、首のつけ根(うなじの中心)から肩を通って手首の骨が出っぱっているところまでを測ります。
小学生・中学生の方でも裄丈が64cm以上なら大人用をご着用頂けます。
1-2. 袴丈の測り方
袴丈とは、袴のひだが始まる部分から裾までの長さです。アンダーバストから約5cm下を起点とし、下へ測ります。アンダーバスト下、約5cmが袴の帯を留める位置となります。
※袴丈の長さについては、草履を履くのかブーツを履くのかで異なります。袴の長さ選びのポイントについては後述の【袴サイズ選び方の例】をご覧ください。
1-3. ヒップサイズの測り方
おしりが一番突き出している部分、一番高い部分を測ります。この3点が計測できれば、自分に合ったサイズが見えてきます。また、草履を履く場合とブーツを履く場合でサイズが異なります。
なお、スタイルは個人差がありますので、あくまで目安となります。
1-4. 【袴サイズ選び方の例】
体格 | 草履着用時 | ブーツ着用時 |
Aさん 身長156cm、ヒップサイズ90cm | Lサイズ・草履 | Mサイズ・ブーツ(※付属なし) |
Bさん 身長160cm、ヒップサイズ90cm | Lサイズ・草履 | Lサイズ・ブーツ(※付属なし) |
Cさん 身長152cm、ヒップサイズ86cm | Mサイズ・草履 | Sサイズ・ブーツ(※付属なし) |
Dさん 身長158cm、ヒップサイズ99cm | ワイドサイズ/Lサイズ・草履 | ワイドサイズ/Lサイズ・ブーツ(※付属なし) |
Eさん 身長162cm、ヒップサイズ103cm | ワイドサイズ/Lサイズ・草履 | ワイドサイズ/Lサイズ・ブーツ(※付属なし) |
表でご覧頂ける通り、袴に草履を履くか、ブーツを履くかで、選ぶ袴のサイズは異なってきます。ブーツを履く場合はワンサイズ小さめの袴をご選択ください。
なぜなら草履を履く際はくるぶしまでの長めの袴丈、ブーツを履く際は、ブーツのデザインがより美しく見えるよう袴の長さは少し短めのくるぶし上約3cmのところでおさまるものを選びます。
近年では、ブーツに袴丈を長めにして着用する方も増えているようです。またブーツはレースアップタイプのブーツのイメージが強いですが、スエード生地のブーツや足袋ブーツ等のコーディネートも素敵ですね。
1-5.裄丈・袴丈だけじゃない!ワイドサイズについて
袴には紐部分下の両サイドに下に付けている帯と着物が見える、ポケットのような開きがあります。袴サイズが合ってないと、開きすぎていたりピッタリしすぎて着崩れの原因になってしまうことがあります。
通常サイズとワイドサイズの違い
袴の中には「Wワイド」と記載があるものがあります。こちらはヒップのサイズが98cm以上の方向けの袴となります。ヒップサイズと袴のサイズが合っていないと、脇下のポケット部分が開きすぎたり、広がったまま着物が見えすぎてしまいだらしないイメージを与えかねません。
そうならないためにも、きちんと採寸を行い、自分にぴったりの袴を見つけましょう。
【京都かしきもの袴サイズ早見表】
2.袴サイズ選びのまとめ
2-1袴サイズ選びポイント
袴サイズの選び方、測り方がなんとなくわかってきましたでしょうか。袴の色やデザインも重要ですが、大切なことは、袴丈の長さを決めること。
ヒップサイズで袴の幅を決めること。です。
【Attention!!】
袴サイズが合っていないと・・・袴の位置が低くなってしまい、他の子と比べて足が短く見えてしまう・・・
ブーツを履いていないのに、足首部分がやたらと見えてしまう・・・
横から見える袴紐の下部分から帯や着物が見え過ぎてしまい、パツパツに見えてしまったり・・・等、せっかくのお洒落が台無しになってしまいます。
そうならないためにも、きちんと自分のサイズを理解して袴サイズを決めることが重要ですね。
2-2袴と着物のコーディネート
ここまで来たら、まずは当日のイメージを膨らませましょう!まずは着物選びですね。
着物にも成人式の振袖と同じように古典柄・大正ロマン柄等様々な柄の着物が合わせられます。
どんな柄の着物にするのか。着物はどんな振袖と袴をにすコーディネートするのか、二尺袖と袴をコーディネートにするのするか。草履を履くのか、ブーツを履くのか・・・選択肢はたくさんあります!
▼▼振袖袴と二尺袖袴の違いについて▼▼
ここまで決まってくると、おおよその袴丈がわかってきますね!
あとは着付け師さんと事前に打ち合わせをして、当日のイメージや希望を伝えておきましょう。
3.おすすめの袴コーデ
4.京都かしきもの卒業式袴特集