訪問着をレンタルするときの選び方! お宮参り・入学式・結婚式などシーン別に紹介
訪問着は第一礼装となる黒留袖の次に格の高い準礼装の着物で、既婚・未婚問わず幅広いシーンで身に付けられます。しかし、そうなると気になるのがシーンごとの訪問着の選び方です。
そこで本記事ではシーン別の訪問着の選び方を、おすすめの色味や柄などとともに紹介します。まずは、訪問着をどこで用意するべきか、レンタルと購入ではどちらがおすすめなのかを解説します。
訪問着を着る機会がある、訪問着で出かけてみたいなど、訪問着の選び方を知りたい方はぜひ参考にしてください。
1. 訪問着はレンタルと購入のどちらが良い?
2. 【シーン別】訪問着の選び方
2-1. お宮参り・七五三
2-2. 入学式・卒業式
2-3. 結婚式・披露宴
2-4. お茶会・初釜
2-5. 食事会・同窓会
2-6. 観劇・ディナーショー
3. まとめ
1. 訪問着はレンタルと購入のどちらが良い?
訪問着の入手方法としては「一から仕立てる」「仕立て上がったものを購入する」「レンタルする」などがあります。
正絹(しょうけん)の訪問着を一からあつらえるとなると数十万円から数百万円は必要で、帯や草履、長襦袢など、小物も用意しなければいけないためかなり高価な買い物になります。仕立て上がっているものでも、正絹となると高額ですから、予算に余裕が必要です。
正絹とは・・・正絹とは、まじりもののない絹100パーセントで作られた生地のことを指します。
高級な着物には正絹が生地に使われており、絹特有の上品な光沢や、きめ細かで極上の肌触りが特徴。
近年では丸洗いが可能なポリエステル地などの訪問着も見られるようになり、こうしたものなら数万円程度で手に入ることもあります。
しかしいずれにしても、訪問着を購入するためにはそれなりの費用が必要で、着用するシーンに合わせて何着も購入するのはなかなか難しいでしょう。
そのため、シーン・TPOに合わせた訪問着を身に付けたいと考えるなら、レンタルの利用がおすすめです。レンタルなら着用後そのまま返却するだけで済むため、お手入れや保管の手間もかかりません。また、利用シーンにあわせて好きな柄を選べるため、「長く着たいから無難な柄にしよう」など、妥協して選ぶ必要もないのです。
伝統柄からトレンドの柄まで自由に選べるレンタルは、初めて訪問着を着る方にも、普段から着物を着る機会がある方にもおすすめです。
2. 【シーン別】訪問着の選び方
訪問着はどのようなシーンで着用するかに合わせて色味や柄を選ぶと、その場にも馴染みやすく、失敗する心配がありません。ここからは、シーンごとのおすすめ訪問着や選び方を紹介します。
2-1. お宮参り・七五三
お宮参りや七五三は、主役であるお子さまを引き立てるような色味の訪問着を選ぶのがポイントです。「お子さまの産着や晴れ着と同系色、または反対色で少し落ち着いた色味のものを選ぶ」「柄の一部をおそろいのものにする」などにすれば、お子さまも引き立つ上、写真に撮った際もバランス良くまとまります。
ただし、男の子の場合は黒や紺など強い色味の着物が多く、柄もコントラストのはっきりしたものが多いため、お母さんの訪問着も柄や色彩のはっきりしたものを選ぶのがおすすめです。あまり派手すぎるのは問題ですが、控えめにしすぎると写真を撮ったときに地味に見え過ぎてしまう可能性があるため、お子さまの着物とのバランスを見ながら選ぶようにしましょう。
2-2. 入学式・卒業式
入学式・卒業式はともにおめでたい席ですが、卒業式は別れのイメージもあるため、訪問着に選ぶならシックな色味がおすすめです。例えばピンク色でくすみがかった落ち着きのある色味のものや、渋めのブルー系やグリーン系、グレーなどが良いでしょう。
入学式は入学のお祝いや新しい出会いなど、喜びや期待のあふれるシーンに見合うよう明るく優しい雰囲気の色合いのものを選びましょう。淡いピンクやクリーム、パープルなど、透明感のある春らしいカラーがおすすめです。
どちらもおめでたい席なので、柄には花柄や吉祥柄などを選びましょう。ただし大柄や、コントラストのはっきりした目立つ柄は控えるのが無難です。
2-3. 結婚式・披露宴
結婚式・披露宴では、おめでたい席を彩る華やかな訪問着を選びましょう。金彩(金加工)などが入ったものや、大柄のものもおすすめです。白は花嫁の色、黒は親族が身に付ける黒留袖の色と被るため避けてください。
柄には花柄をはじめ、吉祥柄や鞠、貝桶、亀甲文、鶴亀、宝尽くしなど、おめでたい柄がよく選ばれます。
2-4. お茶会・初釜
初釜をはじめとしたお茶会に訪問着で参加したいなら、年齢に合わせて色味を選ぶのもおすすめです。20代~30代なら朱系、40代~50代ならクリーム色系や薄いブルー系、グリーン系などが品良くまとまります。柄には、季節のモチーフとなるものを選んでも良いでしょう。春なら桜や牡丹、藤など、秋なら紅葉や桔梗、吹き寄せなどが好まれます。
ただし、茶道はわびさびを重視するので、華美すぎるものは避けた方が良い傾向にありますが、おめでたい正月の初釜は準礼装を華やかに装い、未婚の方は振袖を着る場合もあります。
また、お茶会に招く側(亭主)と招かれる側(客)、立場によってふさわしい着物が異なります。客にも格があるので、一番格の高い正客や亭主より格上の着物にならないよう配慮することが大切なルールのひとつと言えるでしょう。
お茶会に何を着て行くべきか迷ったら、事前に主催者に確認を取っておくと安心ですね。
2-5. 食事会・同窓会
気軽に訪問着を着こなせる場面のため、あまりこだわらず好みに合わせた訪問着を選ぶのがおすすめです。近年トレンドになっている、レトロ柄やモダンテイストの訪問着を選んでみるのも良いでしょう。お祝いの席などでは選びにくい、黒などシックな地色のかっこいい訪問着なども食事会や同窓会なら問題ありません。
特にレンタルを利用するなら、後の着回しのことを気にかける必要がないため思いきったデザインのものを選ぶのもおすすめです。
もちろん、明るいカラーの訪問着なら、着物らしい華やかさを演出できます。
2-6. 観劇・ディナーショー
観劇やディナーショーに訪問着で出かけるなら、コーディネートを楽しむのも良いでしょう。こちらも特に決まりはないため自由に色味や柄を選べます。観るお芝居やディナーショーに関連した柄を選べば、一目置かれる粋なコーディネートになるでしょう。柄ものの長襦袢に加え、半襟に色つきのものや柄の入ったものを選んでも訪問着のおしゃれを楽しめます。
長時間座っていることが考えられるため、お太鼓結びはできるだけ平らにします。ハンドタオルや薄いスポンジの帯枕を使ってみてください。背もたれにキチンと背が付いた状態で座ることができると疲れにくいでしょう。
観劇やディナーショーで身に付ける訪問着は、遊び心を持って選んでみるのがおすすめです。
3. まとめ
訪問着は肩元まで柄が入り華やかな印象に見えるため、着用するシーンによってはあまり華美になり過ぎないよう注意して選ぶ必要があります。お子様が主役のお宮参りや七五三などでは、柔らかい色味を選び、お子様に花を添える気持ちで着物を選びましょう。
一方、結婚式などのおめでたい席では訪問着らしい華やかな柄や色味がよく映えるでしょう。同窓会や観劇などのお出かけ用の訪問着に決まりはないため、多くの選択肢の中から選ぶことが可能です。
レンタルならこうしたさまざまなニーズの訪問着を、その都度自由に選んで利用することができます。お子さまのイベントや結婚式のゲストなど、晴れやかな席だけでなく、観劇や食事会などでも気軽に訪問着を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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