お宮参りで母乳をあげるには? 搾乳した母乳を持ち運ぶ方法
赤ちゃんが生まれて1か月、地域の氏神様にご挨拶をするお祝い行事『お宮参り』。赤ちゃんにとっては少し長時間の外出になりますね。
そんな時に赤ちゃんに飲ませるのは母乳? ミルク? 完全母乳の赤ちゃんにミルクをあげることに抵抗を感じているお母さんも少なからずいらっしゃるようです。
母乳をあげるにしても、お母さんが着物を着ていると授乳も慣れていないととても困難ですよね。
そんなときに利用したいのが、搾乳した母乳。
適切な方法や期間を守れば、保存することができ、外出先でも赤ちゃんは母乳を飲むことができます。
母乳は栄養たっぷりの” 生もの” です。
保存方法を間違えると細菌が増殖してしまいます。当コンテンツでは搾乳した母乳の保管方法の一例をご紹介。
合わせて、やってはいけない保存例も紹介していますので、参考にしてみてください。
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●搾乳した母乳の保存方法
1.常温の場合
健康な赤ちゃんに与える場合であれば、搾って4時間以内は常温で保存することができます。
常温(16~25℃)では心配という方もいらっしゃるかと思いますが、母乳に含まれる成分が常温での母乳の劣化を防いでくれるので心配いりません。
※常温で4時間以上の保管をする場合には、母乳の衛生面から考えて、冷蔵庫または冷凍庫で保管しましょう。
搾乳したての新鮮な母乳は、25℃以下の室温で8時間までは細菌の増加が少ないといわれています。
常温保存をする場合は、数時間のうちに飲ませましょう。
※湿度の高い環境、直射日光は変質の恐れがありますのでできるだけ冷凍・冷蔵での保存が安心です。
使用する容器は消毒済みの清潔な哺乳瓶で保存するようにしましょう。
常温の母乳を温める場合は、湯煎で温めるようにしましょう。
2.冷凍の場合
母乳専用の容器やバッグで保存しましょう。
母乳バッグなどの専用の容器には、ジッパーがついているので密閉保存ができるようになっています。
また、保存したい量に合わせてサイズも選べ、搾乳した日付を書き込むメモ欄もあるのでとっても便利です。
冷凍保存は家庭用冷凍庫で最大6カ月の保存が可能。
ただし低体重の赤ちゃんには3カ月以内に飲ませてあげるようにしましょう。
実際に飲ませてあげるときは、冷蔵庫に移して自然解凍するか、30~40℃くらいの流水で20分以内に解凍します。
解凍したら、清潔な哺乳瓶に入れ、お湯につけて人肌くらいまで温めて、赤ちゃんに飲ませます。
冷蔵庫の温度に解凍した母乳は冷蔵保存で24時間以内、室温に解凍したものは最長でも4時間以内に使い切るようにしましょう。
一度、人肌にまで温めた母乳はすぐに使い切るようにしましょう。
もったいないからと言って、再度冷やすことは避けましょう。
3.冷蔵の場合
母乳専用の容器やバッグで保存しましょう。
冷蔵保存であれば、最大24時間の保存が可能です。
それ以上の保存をしたい場合は、冷凍保存をする方がよいでしょう。
※冷蔵庫で保存をする場合はドアポケット付近ではなく、冷蔵庫内でも温度変化の少ない冷蔵庫奥に置いておきましょう。
実際に飲ませてあげるときは、哺乳瓶に入れ湯煎で温めるようにしましょう。
常温・電子レンジでの温めは避けましょう。
【新鮮な母乳の保存方法と赤ちゃんへのあげかた】
※健康な赤ちゃん向けとなります。
保管温度 | 保管期間 | 赤ちゃんへのあげ方 | |
常温 | 室内 (16℃~25℃) |
4時間以内 | 母乳バッグをぬるま湯が入った入れもとに数分間入れ、人肌まで温度を上げる。 |
冷凍 | -18℃以下 | 最大6カ月 | 冷蔵庫で通常12時間前後で解凍される または37℃くらいの流水にさらし、人肌くらいまで温度を上げる。 |
冷蔵 | 4℃以下 | 24時間以内 | ぬるま湯が入った容器などに数分間入れ、人肌になるまで温度を上げる。 |
●持ち運び方
冷蔵・冷凍された搾母乳を持ち運ぶときには保冷材や保冷バックを使用し、低温を保てるよう気を付けて持ち運びましょう。
●搾乳した母乳保存・温めの注意点
◆継ぎ足しはNG
一度保存した母乳に新しい母乳を継ぎ足すことは可能ですが、衛生面を考えると搾乳するごとに新しい容器に保存する方が良いでしょう。
また飲み残しの母乳に継ぎ足すこと、冷たい母乳と温かい母乳、温度の異なる母乳を継ぎ足すことも控えましょう。
◆再冷凍、再冷蔵はNG
一度常温まで戻したものを再度冷凍・冷蔵することは避けましょう。
温度変化を繰り返すことで栄養成分が変質してしまったり、細菌・雑菌が増えてしまう可能性があります。
◆熱湯での加熱はNG
赤ちゃんが泣いているから、早く飲ませてあげたいからと言って熱湯での加熱をするのはやめましょう。
せっかくの母乳の栄養成分が変質するほか、赤ちゃんがやけどしてしまう恐れがあります。
◆電子レンジでの加熱はNG
熱湯での加熱同様、母乳の栄養成分が変質するほか、赤ちゃんがやけどしてしまう恐れがあります。
◆飲み残しを再保存することはNG
もったいないからと言って飲み残しを再保存することは控えましょう。
一度口をつけたものは唾液も付着してしまい、細菌・雑菌の繁殖につながりますので控えましょう。
◆解凍した母乳の長時間の放置はNG
解凍した母乳には除菌・殺菌成分が含まれていません。常温で放置すると細菌が増えてしまいますので解凍後はなるべく早く飲ませてあげましょう。
●赤ちゃんが哺乳瓶から飲んでくれないときは??
普段、哺乳瓶に慣れていない赤ちゃんはいきなり哺乳瓶で飲ませても飲んでくれないことがあります。
そんな時は哺乳瓶の乳首を人肌に温めると飲んでくれることも。
また、いつもと体勢が違うだけで嫌がる赤ちゃんも。普段の姿勢で抱きなおしてみてはいかがでしょうか。
外出先で飲んでくれない可能性もあるので、普段から哺乳瓶を使うことのない赤ちゃんは事前に練習しておくと当日慌てなくて良いかもしれませんね。
ここまでご紹介をした方法は外出先で授乳できないときだけではなく、赤ちゃんを誰かに預けなければならないとき、ご自身の体調がすぐれないときにも
活用できるかと思います。
またここ最近では非常に栄養価の高いミルクもありますので、無理に母乳を飲ませる手段を選ぶのではなく粉ミルクを活用することもおすすめです。
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いかがでしたか? 皆さんの気になるお宮参りの情報はお届けできたでしょうか。赤ちゃんのお宮参り、ご家族で素敵な一日になりますように。
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