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振袖のマナー 《振袖を着たときの立ち居振る舞い・マナー》

振袖のマナー

日本女性の若々しい美しさを存分に引き立ててくれる振袖。振袖を着た女性は、いつもとは違う特別な美しさに包まれています。でも滅多に着ることの無い「振袖」を着る時、洋服と同じ感覚で振る舞ってしまうと、せっかくの素敵な魅力が半減してしまうことも。せっかく振り袖を着たのですから、大和撫子らしい「マナー」を守った所作をしたいですよね。振袖を含む和装着用時の、基本的なマナー・ポイントを抑えておきましょう。

 

 

1. 移動時のマナーとポイント

 

■歩くときは、歩幅は小さく、ゆったりと!

現代の女性の平均的な歩幅は50センチ前後と言われています。パンツ・スタイルの場合、歩幅を更に広く取っている人の方が多いようです。しかし、振袖を着る時にこのような大股で歩くのはNG!見た目に美しくないだけでなく、美しく着付けた振り袖が着崩れを起こす原因ともなります。歩幅は20センチ~30センチの間に留めるように注意しましょう。また、通常よりもゆっくり目に歩くのを意識した方が大和撫子らしく見えるのでおすすめです。

■移動の時の足は「内股」が基本!

現代の女性に非常に多いのが「足の爪先が外を向いている」歩き方。運動不足気味な現代社会人は、足の裏とふくはぎの筋肉の減少のため、無意識のうちにつま先がかなり外側に向いてしまう傾向にあります。でも、この歩き方は振り袖を着る時には向いていません。足の爪先が常に内側を向くように注意してみましょう。同時に、足を前に出す時に軽く円を描くように動かすと見た目にも美しく、動きやすくなります。

内股

2. 立っているときのマナーとポイント

 

■「肘(ひじ)」を出すのはNG!

友達に手を振るとき、電車のつり革を掴む時など、腕を上げる時には要注意。振袖は洋服のように袖口がすぼまってはいませんから、ずるりと腕がのぞいてしまいます。肘付近が見えるのは、振袖をはじめとする着物を着る時にはマナー違反。腕を上げる時には反対の手で軽く袖口を抑え、腕が見えないようにしましょう。

■「袖を振らない」ことを意識しましょう

美しい長い袖が「振袖」の特徴ですが、この袖を振りながら動くのはNG。洋装の時とは違い、歩く時には腕を振らないようにしましょう。脇を軽く締めるように意識すると美しく歩けますよ。また、立っている時にも両手をだらりと脇に伸ばしていると、だらしない印象に。必ず両手を前にし、袖の中で軽く肘を曲げる用にして両手をおなかの下で重ねます。

■落としたものを拾う時は

バッグから何かを落とした時等、ついつい体を前に倒して手を伸ばしてしまいがちですよね。でも、振り袖でこれをしてしまうと見た目にも美しくない上に、袖を汚してしまいます。必ず両方の袖を軽くつまんで畳むようにしながらしゃがみ、物を取るようにしましょう。

振袖美しい姿勢

3. 座るときのマナーとポイント

 

■正座をする時の座り方

座る前に、まずは振り袖の裾の前側を摘んで少し持ち上げます。こうすると膝の周辺にゆとりができ座りやすくなるのです。右手を膝の裾周りを抑えるようにしながら座ると、裾が広がりません。座ったら、両方の袖が左右に垂れるように直しましょう。立ち上がる時には爪先を揃え、裾を踏まないようにゆっくり立ちます。

■椅子の場合の座り方

左手で振り袖の両方の袖の袂を持ち、右手で裾が広がらないように抑えながら腰掛けます。椅子に深く腰掛けると帯が潰れますし、見た目も美しくありません。椅子の前半分にお尻を乗せるようにし、ピンと背筋を伸ばします。また、両方の袖は重ねて膝の上に置くと、袖を汚さずに済みますよ。

■車に乗る時

振袖を着ている時は、タクシーなど車移動が多いですよね。車の座席に乗るときのポイントは、まず袖を膝の上あたりでまとめて持ち、車内に背中を向けてお尻から入り、そのあとに足を揃えて入れると優雅に座ることができます。また、ヘアスタイルや髪飾りが乱れないように、普段よりも体を屈めるようにして乗り込むと良いでしょう。また運転をする際には、普段よりもかなり浅く腰掛けることになります。そのためあらかじめ運転席を少し後ろに調節しておくと、帯が潰れることがありません。

振袖美しい座る姿勢

4. 食事のときのマナーとポイント

成人式のお祝いの席や、結婚式の披露宴等、振袖を着た時に「食事」をすることは意外と多いもの。でも、振り袖の時にいつもの気分で食事をすると、汚れやシミが付く可能性があります。大切な振袖をダメにしないように、以下の点に注意をしてみましょう。

■ナプキンか大判のハンカチで「帯」からカバーを!

食事の際にはどんなに気をつけていても、振り袖にハネが飛ぶ可能性は避け切れません。特に汚れが付きやすいのが帯の周辺です。洋服の時にはナプキンを膝の上に置きますが、振袖の時はそれよりも高く置き、帯の位置からカバーをしましょう。なお、洋食の際にはナプキンが出ますが、和食の際には用意が無いこともあります。その場合に備え、大きめのハンカチを自分で用意しておくと安心です。また、正絹である帯は滑りやすく、ナプキンやハンカチがずれることもよくあります。その場合は、帯締めで軽く挟んでおけば、ナプキンが落ちることもありませんのでおすすめです。

■食事中は「袖」に注意を!

着物の中でも最も袖が長い「振袖」で普段のような動作をすると、テーブルの上の食器等に袖を引っかける可能性があります。遠いものを取りたい時には、必ず袖を軽く抑えながら手を伸ばしましょう。またかなり手を伸ばさないといけない場合には、自分で取らずに周囲の人や店員さんに頼んだ方が無難です。

■コップの底を拭くクセを付けましょう!

液体が入ったグラスやコップは、結露をして下に水滴がたまりやすいもの。このまま手元にコップを持ってくると、雫が垂れて振袖にシミができてしまいます。ちょっとしたポイントですが、コップ類を手元に持ってくる時は、小さなハンカチ等で必ず一度底を拭いておくと安心です。

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この記事を監修した人
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越子(えつこ)

着物に携わること50年。着物の仕入れやコーディネート・着付け・リメイクまで幅広くこなします。自分の着付けはもちろん、友人や親戚から着付けを頼まれることも。 趣味は友達と着物で京都散策をすること。 お抹茶と和菓子が好きです。
◆資格・免許◆日本和装協会認定資格/染織補正士/きもの文化検定/和裁技能士

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