七五三には祖父母も呼ぶべき? 呼ぶ場合・呼ばない場合のメリット・注意点を解説
七五三は子どもの成長を祝い、これからの幸せを願う大切な行事です。七五三の準備を始めるママたちの間でよく話題に上るのが、「七五三のお祝いには誰をよぶべきなのか」ということ。中には祖父母を呼んで、子どもの成長した姿を見てもらいたい、と考えている方もいるでしょう。
本記事では、七五三に祖父母を呼んだ方が良いのかについて、呼ぶ場合・呼ばない場合それぞれのメリットや注意点と共に解説します。七五三に祖父母を呼ぶかどうか、悩んでいる方は七五三のお祝いのヒントにしてください。
目次
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1.七五三には祖父母を呼ぶ?呼ばない?

七五三には祖父母を「必ず呼ばなければいけない」、もしくは「呼んではいけない」というルールはありません。地域やご家庭によっては、祖父母以外に親戚が参加することもあるようです。
まずは、事前にママやパパがどのような七五三を行いたいのか、自分が子供の頃はどうだったのかも含めて話し合ってみてください。その上で、両家の考え方やスケジュール、地域の風習などもしっかりと踏まえて、祖父母を呼ぶかどうか二人で決めると良いでしょう。
1-1 祖父母を呼ぶケースは?
七五三に祖父母を呼ぶとなった場合、両家を呼ぶのか、それともママとパパどちらか片方の祖父母を呼ぶのかを決めておきましょう。以前は、パパの方の祖父母を呼ぶご家庭が多かったようですが、時代とともに変化し、現在ではさまざまな考え方や価値観のもとお祝いの仕方も多様化しています。地域ごとの風習やご家庭の考え方を踏まえてどうするのかをパパ・ママが決めるケースが増えてきています。
両方の祖父母が自宅から近い場所に住んでいて、同行を希望している場合は声を掛けるのが一般的です。ただし祖父母を誘っても、両家がそろうと互いに気を遣って疲れてしまうからと、遠慮して参加してもらえないこともあるようです。また神社によっては参拝人数を制限しているところもあるため、両家の祖父母を誘うのはお参りが終わったのちに行われる、撮影や食事会に限られる場合もあるようです。
両家が参加するとなった場合は、日程やスケジュール調整を早めに行えば、七五三当日までに余裕を持って準備を進めることができます。
1-2 祖父母を呼ばないケースは?
七五三に祖父母を呼ばない理由として、自宅から祖父母の家が遠く、移動にかかる身体への負担や金銭面の負担を考えると現実的ではなかったり、どちらか一方の祖父母が参加できないため不公平感を生まないよう、いずれの祖父母も呼ばないという選択肢もあるようです。
ママやパパが七五三をする時期に特にこだわりがない場合は、実家に帰省するタイミングでお祝いすることもアイデアの一つです。親戚と一緒にお祝いする家の場合でも、帰省時に祖父母と共にお祝いができると喜ばれます。
2.七五三に祖父母を呼ぶメリット・注意点

続いて七五三に祖父母を呼ぶメリットと注意点をそれぞれ紹介します。
2-1 メリット
・祖父母も子どもも喜ぶ
七五三に祖父母を呼ぶと、子どもと祖父母が会う良い機会にもなり、双方に喜んでもらえるでしょう。特に祖父母が遠方に住んでいる場合は、子どもとのコミュニケーションを通して、成長を身近に感じてもらえるメリットもあります。
・大人数でにぎやかにお祝いできる
大人数で七五三を祝うことで、当日は子どもも楽しい雰囲気の中で過ごせるはずです。普段はあまり見せないような、良い笑顔を見せてくれるかもしれません。
普段は集まらない大勢の大人と過ごす事で、子供にとってもより思い出深いイベントになるでしょう。
・七五三の相談ができる
地域差が大きく残る子供のお祝い事は、調べただけではわからない部分も。その場合でも直接祖父母に聞くことができるので、初めて七五三を迎えるパパ・ママにとっては不安なく準備を進めることができるでしょう。
2-2 注意点
・日程やスケジュール調整を早めに行う必要がある
スケジュールの調整はできるだけ早い段階で進めておく必要があります。特に祖父母が遠方に住む場合は、交通手段の決定や時間の調整なども必要な場合がありますので、時間に余裕をもって進められるようにしておきましょう。
・食事会の予約も忘れずに手配する必要がある
大人数でお祝いをする場合、ご自宅でお食事をするとママの負担になる場合が多いことから、外で会食を行うご家庭がほとんどです。事前に食事会の場所を決めておいたり、予約をしておく必要があります。
3.七五三に祖父母を呼ばないメリット・注意点

七五三に祖父母を呼ばないことに問題はありませんが、呼ばない場合でもお互いが気持ちよく過ごせるようマナーはあります。そのためしっかりとメリットと注意点を知っておく必要があります。
3-1 メリット
・日程・スケジュールを調整しやすい
祖父母を呼ばずに親子だけで七五三を祝う場合は、親子のスケジュールを調整するだけで良いので、スムーズに日程を決めやすいというメリットがあります。
・親子だけでゆっくり過ごせる
慣れない衣装を着て長時間過ごすのは、子どもも大人も疲れます。祖父母を呼ばなければ、時間の使い方もフレキシブルにすることができ、疲れていても親子だけでゆっくり過ごせるでしょう。
3-2 注意点
・祖父母を呼ばないことは事前に伝えておく
七五三に祖父母を呼ばない場合は、その旨を祖父母へ事前に伝えるのがマナーです。また祖父母の中には、同行したくても事情があってできない場合もあります。
・七五三当日の子どもの様子を写真や電話で伝える
七五三当日の子どもの写真を見せたり、電話で様子を報告したりすると祖父母も喜んでくれるでしょう。
4.祖父母を呼ぶか迷うときは

七五三のお祝いに祖父母を誘うか迷うときは、まずは声をかけてみるのもよいでしょう。両家の日程の都合や体調面で必ずしも希望通りにお祝いができるとは限りませんが、お孫さんの健やかな成長はお祝いしたいもの。
できる事ならお祝いに参加したいと思われる祖父母も少なくはないでしょう。そんな時に声がかからないのはとても残念なことです。一言声をかけるだけで心象もかわります。
遠方に住んでいて、お祝いに参加することが難しい場合や、日程が合わない場合でも写真をプレゼントしたり、動画を共有することで、祖父母も喜んでお子様の成長をお祝いすることができるでしょう。
5.まとめ

七五三は、子どもの成長とこれからの幸せを願う、日本ならではの行事です。ご家族にとって、特別な日になることは間違いありません。だからこそ、七五三に祖父母を呼ぶのか、呼ばずに親子だけで祝うのか悩むところではあるでしょう。七五三を祝う上で、祖父母を呼ばなければいけない、呼んではいけないというルールはありません。祝い方は各家庭で違っても特に問題ないので、まずはママとパパがどのような七五三をしたいのか話し合ってみることが大切です。七五三に祖父母を呼ぶ場合も呼ばない場合も、スムーズに事が運ぶよう、さまざまな点に気を配りながら当日に備えてください。
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着物に携わること50年。着物の仕入れやコーディネート・着付け・リメイクまで幅広くこなします。自分の着付けはもちろん、友人や親戚から着付けを頼まれることも。
趣味は友達と着物で京都散策をすること。 お抹茶と和菓子が好きです。
◆資格・免許◆日本和装協会認定資格/染織補正士/きもの文化検定/和裁技能士