《2025年七五三》七五三の年齢や日程、準備までを詳しく解説
三歳(男の子・女の子)、五歳(男の子)、七歳(女の子)の子供の成長を祝う七五三。被布コートや着物、袴などの晴れ着を着て、神社などにお参りにいきます。
お参りの際に神社で授与品として貰える(または購入できる)千歳飴。子供たちにとっては七五三の楽しみの一つでもありますよね。そんな千歳飴ですが、なぜ七五三のお祝いの品として用いられるようになったのでしょうか?
1.千歳飴の由来

千歳飴は今や七五三参りの定番と考えられていますが、そもそも千歳飴はいつ頃に登場したのでしょうか。皆さんはその由来をご存知でしょうか。現代からさかのぼること江戸時代、人は計り知れない長い時間を「千年・千歳」と例えていました。そんななか、浅草の飴売りが、細長い飴を作り、その細長い形状が「長寿」を連想させ、縁起のよいものであったため「千歳飴」として売り歩いたのが始まりだとも言われています。
それがいつしか七五三のお祝いに用いられ、千歳飴といわれるようになりました。
2.千歳飴に込められた祈り

「千年飴」として売られていた千歳飴。飴を作るときに引っ張って長く伸ばすこと、紅白の色がおめでたいとされていたことから、長生きできるというキャッチコピーで売られていました。 そのようなキャッチコピーをもった飴はどうして七五三に代表されるほどのアイテムになっていったのでしょうか。そこには昔ならではの親の切なる願いが込められています。江戸時代、まだまだ住まいや地域の衛生環境・子供が健康に育つための設備が整っておらず、子供の生存率はかなり低くかったようです。そのため、子供は七歳を迎えるまでは「七歳までは神のうち(七歳を迎えるまでは安心ができない)」と言われていました。そのため少しでも「元気に育ってほしい」「長生きしてほしい」という親の想いが千歳飴に込められ、七五三のお祝いの縁起物となったとされています。
3.人気の千歳飴

3-1 パパブブレ
「かわいすぎる千歳飴」として有名になった、スペイン発のキャンディー店の千歳飴。 パッケージも、飴の外側内側も可愛くデザインされています。 七五三の着物姿でパパブブレの千歳飴を持つ子供の姿はインスタ映えすること間違いなし! 通常の千歳飴より短いミニ千歳飴セットもあるので、内祝いやちょっとした手土産にぴったりです。
3-2 不二家
不二家にはペコちゃんとアンパンマンなどの大人気千歳飴があります。ペコちゃんのタイプは千歳飴サイズになったミルキー。飴だと食べるのが大変ですが、ミルキーなら美味しくオヤツとして食べられますね。食べやすく個包装になっているので持ち運びにも便利です。 パッケージはペコちゃん、ポコちゃんが着物を着た七五三限定のデザインです。子供はみんな大好きアンパンマンの千歳袋。「飴」ではなく「袋」となっているのは、中身が、グミ・チョコ・キャンディーなどのお菓子の詰め合わせになっているからです。 その他にも、女の子が大好きなキャラクターや、男の子向けの「戦隊モノ」「ディズニー」など、沢山のキャラクターものの千歳飴が販売されています。事前予約が必要な場合もありますので、七五三を迎えるご家族は事前にチェックしておくといいかもしれませんね。
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着物に携わること50年。着物の仕入れやコーディネート・着付け・リメイクまで幅広くこなします。自分の着付けはもちろん、友人や親戚から着付けを頼まれることも。
趣味は友達と着物で京都散策をすること。 お抹茶と和菓子が好きです。
◆資格・免許◆日本和装協会認定資格/染織補正士/きもの文化検定/和裁技能士