七五三の着付け　《七五三の着付けと髪型》

着物を着せるのは難しい、どうしたらよいのかわからない、大変じゃないかしら？そういった不安の声がよく聞かれますが、七五三着物は大人の着物に比べるとさほど大変な作業ではありません。また髪型は、可愛らしい髪飾りをつけたりしてアレンジしてあげると、より華やかに雰囲気になりますね。

子供の着物の場合『腰揚げ』といって、すでに身丈が調整されていることが多く、羽織って紐をむすぶだけで着物を着ることができます。そのため、着付けは比較的難しくなく、自宅で着付けをされる方も多いようです。
3歳女の子が着物の上から被布を羽織る場合、着物に帯を結ぶ必要はありません。7歳女の子の着物は、腰揚げがとられていない場合がありますので、その時は大人と同じようにおはしょりをとる必要があります。また作り帯のタイプを選べば、難しい帯結びは必要なく、おなか部分に巻き付けて紐を結んで背負うだけで着用することができ便利です。
5歳男の子の場合は、着付けに少し時間がかかります。着付をしている間、お子様がじっとしてくれていることが一番重要です。着付け自体は、角帯を結ぶこと、袴を着せつけることがポイントになります。少々コツがいりますので、こちらは余裕があればお子様と一緒に予行練習をした方が当日を安心して迎えられる事でしょう。

せっかくの晴れ着。ヘアスタイルにもこだわりたいところ。衣装レンタル・写真・着付・ヘアメイクをトータルで行っているお店にいけば、移動することなくすべてを終わらせることができます。近所の美容室などへ持ち込みをすれば、着付とヘアメイクだけをお願いすることもできます。また、子供物の着付は大人と異なりさほど難しくないため、ご自宅で本やインターネットを頼りに着付をする方も多くいらっしゃいます。
女の子の場合、日本髪をアレンジしたスタイルは着物にも合った古風な雰囲気になります。首元をスッキリとまとめた方が、着物の衿元を汚すことなく過ごすことができるでしょう。ハーフアップはふわっとさせて可愛らしい印象になります。ショートやボブスタイルには髪飾りやヘッドドレスを使ったヘアスタイルがおすすめです。男の子の場合は、ワックスやスプレーを使ったフォーマルなスタイリングがおすすめで、少しおしゃれに、帽子を合わせるアイテム使いも素敵ですね。
自宅でスタイリングをする場合、ヘアアレンジは着付をする前に行いましょう。その際は、肌着の上に前が開くシャツやカーディガンなどを着せておくと、着物に着替える（着付ける）際に、仕上がった髪型を崩しません。

せっかくの晴れ着姿。家族みんなで記念になる写真をたくさん撮りたいですね。神社によっては撮影ができない神社もありますので、神社での撮影を行いたい場合は事前に神社に確認をしておくとより安心ですね。またスタジオ内だけではなく、出張撮影を行っている写真館もあります。衣装レンタルの中に写真撮影が含まれているプランや、オプションで動画を製作してくれるサービスなどもありますので、どのサービスが自分達に向いているのか、予算に応じて受けられるサービスの種類と合わせて事前によく調べてみましょう。また最近では何枚でも気を遣わず好きなショット撮影ができるのでお持ちのデジカメやスマホで写真撮影をされるご家族も増えているようです。