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お宮参りとは? お宮参りの基礎知識! マナーやしきたり、費用・着物の着せ方や当日の流れまで

お宮参り

お宮参りとは生後1か月ごろの赤ちゃんと神社にお参りし、赤ちゃんの健やかな成長をお祈りする伝統的なお祝い事です。

初めて赤ちゃんが生まれたご家族にとっては「お宮参りはいつ行くのか?」「お宮参りは何を着るのか?」「お宮参りのマナーやしきたりは?」などわからない事ばかりかと思います。
この記事では、お宮参りに関する基礎知識をお伝えしています。お宮参りとはどういった意味があるのか、お宮参りのマナーやしきたり、お宮参りに最適な時期や服装、お宮参りに赤ちゃんが着る祝い着(産着)の着せ方・当日の流れなど、皆さんの「お宮参り」の疑問にお答えし、わかりやすくお伝えします。

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この記事は宅配着物レンタル京都かしきものがご紹介します。

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1. お宮参りとは

お宮参り

まずはお宮参りとは何かを知って、イメージをつかんでおきましょう。

赤ちゃんが生まれたら以下のようないくつかのイベントが待ち構えています。

【赤ちゃんのイベントスケジュール】

7日目 誕生後~14日 31日~33日 100日 3月3日or5月5日
お七夜 出生届 お宮参り お食い初め 初節句

 

お宮参りとは、赤ちゃんの誕生を祝う行事の一つで、生後1か月頃に赤ちゃんと一緒に神社に参拝します。
赤ちゃんを無事に出産できたことへの感謝、今後とも元気に育ってくれますようにと、健やかな成長を願いお参りをします。お宮参り当日の大まかな流れとして、神社でお参りを済ませた後、家族で記念撮影をし、集まった家族で食事会を行う場合が多いようです。
地域によっては、お宮参りのことを「初参り(はつまいり)」「初宮詣(はつみやもうで)」「初宮参り(はつみやまいり)」とも呼びます。

 

お宮参りの由来としきたり

お宮参り

お宮参りとは本来、赤ちゃんが土地の守り神である産土神(うぶすながみ)と対面し、晴れて氏神様(産土神)の氏子として迎えられる祝福の儀式であったと言われています。
産土神とは自分が居住する地域の守り神のことで、日本人の郷土意識と強く関係していることがよく分かりますね。

お宮参りは鎌倉・室町時代にはすでに行われていたようです。当時は赤ちゃんの死亡率が高く、生まれてすぐに亡くなってしまう場合も。そのため、お宮参りの際は無事に生き延びられたことへの感謝、これからも健やかに成長できるようにと切なる願いが込められていたようです。
お参りする神社は、その土地の神様に参拝するという意味で、赤ちゃんが生まれた土地の神社に参拝していました。

2. お宮参りはどこでする?

お宮参りは地域によっても異なりますが、一般的には赤ちゃんが生まれた土地の神社や、これから赤ちゃんが育っていくお家の近くの神社を選びます。
また上記に拘らず、人気の神社やご家族にゆかりのある神社に参拝される方も増えているようです。
お宮参りへは神社だけではなく、菩提寺や霊験寺院、観音堂、地蔵堂へ行かれることもあります。

■ポイント■
お宮参りは地域性が強い場合もありますので、お住いの地域やご家庭の事情によってお宮参りのしきたりが異なることがあります。
お宮参りにどこへ行けばよいのかわからない場合には、事前にご両親(赤ちゃんの祖父母)や親戚にお宮参りについて相談すると良いでしょう。

 

3. お宮参りはいつする?

お宮参りの時期は地域によっても特色がありますが、一般的な習わしでは、生まれたその日を1日目と数え、男の子の場合は生後31、32日目、女の子の場合は生後32、33日目に地域の神社にてお宮参りを行うとされています。
京都の一部地域などでは女の子は早くお嫁に行けるようにと、男の子よりも早い時期にお宮参りを済ませる風習もあったようです。

ですが、まだあまり体力のない赤ちゃんや産後間もないママ(お母さん)にとっては大変な行事です。お宮参りを行う時期が炎天下や極寒の時期と重なる場合、しきたりにとらわれず、気候や体調に合わせてお宮参りの時期をずらす場合もあります。少しでも心配・不安が残る場合は、お宮参りの時期をご家族と相談して、母子ともに体調が安定する日程を調整するのもよいでしょう。

※お宮参りを行う時期は地域によって異なる場合がありますので、事前にご家族に確認・相談しておくことをおすすめいたします。

お宮参りの時期

最近では習わしにこだわらず、生後3ヶ月頃までの間で、家族や親戚が揃う日や、大安などのお日柄の良い日にお宮参りをする方も多いようです。
お食い初め(100日祝い)と合わせてお宮参りをされる方もおられます。お祝い事であるため、六曜の大安の日が人気ですが、昨今のコロナ禍では混雑を避けて別の日にお宮参りをされる場合も増えています。
また、生まれた時期によって、ひと月後が真夏や真冬といった、外に出にくい季節と重なることも。その場合は時期を少しずらし、気候の良い時期にお宮参りするのもいいでしょう。

 

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■ポイント■
お宮参りを行う時期は
・男の子の場合は生後31、32日目
・女の子の場合は生後32、33日目がしきたりですが、
最近では赤ちゃんとお母さんの体調を考え、生後1か月~3か月ごろに行う方が増えています。

 

4. お宮参り、赤ちゃんは誰が抱っこする?

古くからのしきたりでは、父方の祖母が赤ちゃんを抱いてお宮参りをすることが正式なしきたりとされていました。
その理由として、古くは出産を『穢れ』とする考え方に関係しています。
赤ちゃんのお宮参りの時期である生後1か月ごろは、母親(ママ)はまだ出産の穢れの「忌み」期間にあっため、お宮参りに参加することが許されていませんでした。そのため昔はお宮参りは赤ちゃんの父親と父方の祖母の3人で行われていたそうです。

現在ではそのようなしきたりは薄れつつありますが、やはり祖父母もお宮参りにお孫さんを抱っこしたいという気持ちに変わりありません。それぞれのご家庭の事情にもよりますが「お宮参りにおける抱っこ問題」は後々トラブルになってしまう一原因でもあるようです。

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■ポイント■
祖父母もかわいい孫を抱っこしたいと考えているでしょう。世代によって考え方も異なる場合がありますので、参加される皆さんの気持ち、赤ちゃんの体調を考慮し誰が抱っこをするのかを事前に決めておくと安心ですね。
また、地域やご家庭によって抱っこ事情が異なることがありますので、ご家族と認識を合わせておく必要があります。

 

5. お宮参りの準備や段取りは誰がする?

ご両親にとって初めての赤ちゃん、祖父母にとって初めてのお孫さんとなる場合、「お宮参りの準備や段取りを誰が行うか」は大きな問題になります。
特にママ(お母さん)の場合、どちらかの祖父母を立てるとどちらかに我慢してもらわなければならなかったり、気が付けばお宮参りの段取りを強引に進められていた・・・なんていうお宮参りのご苦労話も。一般的には母方の両親がお宮参り用の赤ちゃんの産着(祝い着)を準備し、お宮参りの初穂料は父方の両親が準備することが習慣になっています。
しかし、しきたり通りにお宮参りを行う場合も少なくなっており、パパ(お父さん)、ママ(お母さん)と赤ちゃんだけでお宮参りをする場合や、ご両家参加でお宮参りする家族も増えています。
ご両家参加でお宮参りする場合は事前にパパ(お父さん)、ママ(お母さん)が祖父母をお宮参りに招待するかたちにするのか、どちらの家族がお宮参りのどんな費用を負担するのか等、役割分担等をお宮参りまでに決めておくと後々しこりを残さずに済むようです。
ただし地域によってはお宮参りに関してのしきたりが色濃く残っていたり、お家によってもご事情があります。お住いの地域やご両家の習慣・風習を事前にリサーチし、お宮参り当日までに相談しておくことがベストです。
■ポイント■
お宮参りの準備や段取りについて古くからの風習は残っていますが、誰がしないといけないといった明確な決まりはありません。
周りの方も生まれて来た赤ちゃんのために何かしてあげたいという思いから、色々と気にかけてくれているのだと思います。皆さんができる範囲で役割分担しておくことが理想ですね。

 

6. お宮参りの服装は?~赤ちゃんの服装、ご家族の服装

 
神様に初対面をするお祝い事である『お宮参り』。赤ちゃんの正装は着物となり、赤ちゃんの服装は内着の上に産着(「祝い着」や「のしめ」等とも呼ばれます)を羽織ります

お宮参りは赤ちゃんにとって初めてフォーマルな服装を着る場です。また神様へお礼・お願い事をする場になりますので、お宮参りのマナーとして赤ちゃんだけでなくご家族もフォーマルな装いがおすすめです。カジュアルすぎる服装や普段着は控えた方が良いでしょう。またお宮参りの主役は赤ちゃんとなりますので、赤ちゃんより目立ちすぎる格好をするのはマナー違反。赤ちゃんと同格の服装、もしくは少し格下の服装を心がけるようにしましょう。
それではお宮参りにふさわしい、赤ちゃん・ご家族それぞれの服装をみていきましょう。

 

●お宮参りの赤ちゃんの服装

お宮参りの赤ちゃんの服装は産着(祝い着・のしめ)を着せることが正装です。産着・祝い着・熨斗目(それぞれ、うぶぎ・いわいぎ・のしめと読みます。)の下の内着は、ベビードレスやロンパースなどが一般的です。和装の場合は白羽二重と呼ばれる内着を着ます。洋装でも和装でも内着の上に産着(祝い着)を掛けてあげます。
産着を着用される場合には、赤ちゃんは頭の部分しか見えないため、白羽二重やベビードレスをお持ちでない場合や、白羽二重・ベビードレスを赤ちゃんが嫌がる場合は、普段着なれているものやロンパース等でも問題ありません。赤ちゃんは体温調節が未熟なため、お天気、気温などにうまく適応できません。そのためご家族が赤ちゃんの体調やご機嫌を考慮してあげる必要があります。写真撮影やご祈祷の時以外は着なれている普段着でいさせてあげる等工夫できると良いですね。

また、お宮参りの産着は、赤ちゃんに直接着せるものではなく、写真のように赤ちゃんを抱っこする方の前から覆うように着せるものです

産着

 

産着(祝い着)の準備
赤ちゃんがお宮参りに着用する産着(祝い着)はどうやって準備をすれば良いでしょうか。
産着は一般的に呉服店、百貨店で購入するか、レンタルをする方が多いようです。また、ご両親やご家族のどなたかが持っているものを借りるという方もいらっしゃるようです。
当店、京都かしきものなら、襦袢やよだれかけなど必要な小物が揃った「フルセットレンタル」で3泊4日のお宮参りレンタルが可能。夏用の薄手のお宮参り産着レンタルも充実のラインナップ。
しかもレンタル価格も安心保障付で3,850円~ととてもリーズナブルです。

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人気のある産着(祝い着)
お宮参りは赤ちゃんの健やかな成長を祈る場となるため、おめでたい柄や様々な願いが込められた柄が好まれています。

男の子には逞しく育ってほしいという思いから「鷹」や「兜」などの勇ましい絵柄が人気で、女の子は幸福・富貴を意味する百花の王・牡丹などの花柄や鞠など華やかな絵柄が人気です。産着には色・柄の他に繊細な刺繍や金糸等が施されたものもあります。
京都かしきものでは、男の子用祝い着、女の子用それぞれ400着以上のお宮参りの着物をご用意しております。
さらに、お宮参りが夏となる場合にぴったりな涼しい素材、「絽の祝い着」もございます。ぜひご覧ください。

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紺地に鷹と松に亀甲の祝い着(産着)/男児 白と桃色地に鞠と牡丹、金の刺繍尽くしの祝い着(産着)/女児

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ご家族の服装は赤ちゃんの服装に合わせることがマナーとなります。

お宮参りに赤ちゃんが和装をする場合はマナーとしてママ(お母さん)と祖母は訪問着や留袖などの着物を着ます。洋装の場合はセレモニースーツやフォーマルなワンピースがマナーです。
赤ちゃんがベビードレスのみで参拝する場合、ご家族は着物ではなくセレモニースーツ等フォーマルなワンピース・パンツスーツを選ぶようにしましょう。

●お宮参りママ(お母さん)の服装

・着物の場合

お宮参りの際に着物をお召しになる場合は、淡い色味の訪問着や色留袖が人気です。記念に写真撮影をされる方は赤ちゃんのお宮参りの着物と合わせ、この機会に着物を着られる方もおられます。
しかし、産後間もないママ(お母さん)は、授乳をされることもあるかと思います。着物を着ていると授乳が難しいため、事前に搾乳しておいたり、着用時間を少し考慮して着物を着用されることをおすすめいたします。

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・洋服の場合

締め付け感が少ないワンピースやスーツが良いでしょう。最近では、授乳がしやすいワンピースも販売されています。カジュアルにならない上品なデザインで、色は派手すぎない黒や紺、クリーム色などがおすすめです。

 

●お宮参り祖母の服装

お宮参りのしきたりでは、父方の祖母が赤ちゃんを抱っこする役目と言われています。そのため祖母もフォーマルな服装を心がけるようにしましょう。

・着物の場合

古くからのしきたりでは黒留袖ですが、近年は色留袖や訪問着を着られることが多くなってきています。お母さんの着物よりも少し落ち着いた色味の着物がおすすめです。

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・洋服の場合

落ち着いた色のスーツやワンピースが良いでしょう。境内は砂利道や石畳の場合が多いので赤ちゃんを抱っこされる場合は、高いヒールではなく、低めの安定したフォーマルな靴が良いでしょう。

 

●お宮参りパパ(お父さん)・祖父の服装

お宮参りに男性が着物を着られる方は少なく、スーツが一般的です。紺や黒、グレーなどの落ち着いた色がおすすめです。
ネクタイなどの装飾品も派手なものは避け、落ち着いたものを選びましょう。

 

■ポイント■
お宮参りはお祝い事で、神様にお願い事をする儀礼の意味を持ちます。そのためフォーマルな服装がおすすめです。
デニムや露出の多い服・派手な色のトップス・ハイヒール・ミニスカート等、カジュアルなコーディネートはお宮参りにおいてマナー違反となります。同行される方もフォーマルな装いをおすすめいたします。

 

7. お宮参り当日の持ち物は?

 

お宮参りは何を準備すればいい? 何を持っていけばいいの? という不安はどなたも感じられるようです。
お宮参り当日、出発前にバタバタしなくて済むように事前にチェックリストを作成し当日に備えたいですね。

【お宮参り持ち物リスト】

●ミルクセット
・粉ミルクの場合:粉ミルク、哺乳瓶、熱湯用と白湯用の魔法瓶2本
・母乳の場合:搾乳した母乳もしくは授乳ケープ、母乳パッド
ママが着物を着る場合は搾乳した母乳を事前に用意しておけると良いですね。
●予備のよだれかけ
●赤ちゃんの着替え
●おくるみ
●タオルやガーゼ
●おむつセット
おむつ、おしり拭き、ビニール袋等

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8. お宮参りの参拝の方法は?

 

お宮参りに行くと決めても、当日どんなことが待ち構えているの? ご祈祷は必要? などわからないことも。
参拝方法や作法について詳しくまとめてありますので参考になさってください。

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9. お宮参りにかかる費用はどれくらい?

 

お宮参りの際には、どのような費用があるのでしょうか。見ていきましょう。

●初穂料(玉串料)

お宮参りでご祈祷の前にお支払いする料金を玉串料や初穂料といいます。神社によっては料金が決まっている場合があります。お宮参りをする神社のホームページに料金が記載されている場合があるので事前にチェックしておきましょう。特に金額が決まっていない場合はおおよそ5,000円~10,000円が相場となっています。

●お食事代

お宮参りは両家の祖父母を招いて行うことが多く、お宮参り後に集まった皆さんで食事会の機会を持つ方も多くおられます。事前にご家族で予算を決め、お店を予約します。

お店にお宮参りのお祝いの席であることを事前に伝えると、祝い膳を用意してくれる場合もあります。お食事中にも授乳やおむつ交換することも考えられますので、赤ちゃんを寝かせることができる和室だとより安心ですね。お宮参りのお食事代は誰が負担するという決まりはないため、事前にご家族と相談しておくことをおすすめします。

●写真撮影代

お宮参りの写真撮影について、スタジオや出張撮影をお考えの場合は、撮影にかかる料金が別途必要となります。
写真撮影にかかる費用に関しては次項でご案内をしておりますので、是非参考になさってください。

 

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▼▼お宮参りのお金事情について詳しくは▼▼こちら▼▼

お宮参りのお金事情について詳しくはこちら

10. お宮参りの写真撮影は?

●スタジオや出張撮影の場合

プロのカメラマンに撮影を依頼される場合、スタジオでおこなう場合や出張カメラマンによる写真撮影などがあります。
基本的な料金システムは、撮影料+服装代、アルバムなどを含めると2万~4万円が相場のようです。

実際に撮影が始まると「あのカットもこのカットも」と欲しくなり、想定よりも高額になってしまうケースもあるようなので、事前に予算を設定しておくことをおすすめします。お宮参りの当日にお食事を予定されている場合などは、赤ちゃんの体力も考慮しスタジオ撮影は別の日にされる方が良いかもしれません。

●ご自身で撮影される場合

スマートフォンのカメラの機能が優れている今、お宮参りの撮影をご自身で行われる方も多くいらっしゃいます。ご自身で撮影される場合は、服装代のみとなります。

神社でお参りされているお写真をはじめ、寝ている赤ちゃんに産着(祝い着)をかけた1枚や床に広げた産着(祝い着)の上に寝転ぶ赤ちゃんの写真など、産着をレンタル頂いたお客様が当店「instagram」にご投稿いただいているので、ぜひ参考になさってください。
お宮参りらしい、赤ちゃんのあどけない表情や、着物姿のママ(お母さん)との貴重なショットなど多数掲載させていただいております。

11. お宮参りの着物の着せ方は?

 

お宮参りの当日に慌てることのないように、産着(祝い着)の着つけ方をチェックしておきましょう。着せ方の動画をご紹介します。着物になじみがない方も簡単に着せることができるので、ご安心くださいね。

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▼▽▼産着の着付け方に関する動画やイラストをご用意しています。参考にしてみてください。▼▽▼

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12. お宮参りの当日の流れは?

赤ちゃんのお世話や家事と、ママ(お母さん)も毎日忙しいことと思います。
お宮参り当日までに事前に準備しておくことに加え、当日の大まかな流れの一例を見ていきましょう。

お宮参り当日慌てることなくスムーズに過ごせるように参考にしてみてください。赤ちゃんが生まれお宮参りを行うことが決まったら、下記のチェック項目を参考に準備を進めてみてください。

 

□ お宮参りに参加される方を決める
□ お宮参りに参加されるご家族・親族(祖父母)等の予定を確認する
□ お宮参りの日程やスケジュール・お参りの神社を決める
□ お宮参りの服装の準備(赤ちゃん用・ご家族用)と親族の服装の確認
□ 予約(神社・食事会・撮影スタジオ)
□ 親戚へのご挨拶まわりの要否

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お宮参りの段取りや事前準備に関して詳しくご案内しています。参考にしてみてください。

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13. お宮参り産着レンタルQ&A

 

Q. お宮参りの意味は?

A. お宮参りとは、赤ちゃんの健やかな成長や長寿を祈っておこなわれる行事のことを指します。 医療が十分に発達していなかったために赤ちゃんの死亡率が高かった時代、神社でご祈祷することで「神様からの加護」を受け、元気に成長できるようにという祈りを込めて始まったとされています。
お宮参りは別名初宮参り(はつみやまいり)、初宮詣(はつみやもうで)、などと呼ばれています。

 

Q. お宮参りは何日?

A. 男の子は生後31日目、女の子は生後32日目に参拝するのが一般的です。 地域の風習によってお宮参りの時期が違う場合もあるため、予め把握しておくと良いでしょう。
お宮参りの日にちを数える場合、「赤ちゃんが生まれた日を1日目」として数えます。
ただし「いつまでに終えなければならない」という決まりはなく、現代ではしきたりにこだわらず自由なタイミングでお祝いをするご家族が増えてきました。
生後まもない赤ちゃんの負担にならないよう無事に皆でお祝いできる日程で生後3か月ごろまでに行うご家族が多いようです。

 

Q. お宮参りは何をするの?

A. お宮参りは生後1ヵ月目頃を目安に神社やお寺に参拝し、これからの健やかな成長を祈る行事です。 当日はご祈祷を受け、食事会や写真撮影をするご家族が多いでしょう。 伝統的なしきたりはありますが、ご家庭や地域に合わせて柔軟にお祝いするのが現代のスタイルです。

「お参りのみの場合」は、通常神社に参拝する場合と同じように、お賽銭をあげ鈴を鳴らし、2礼2拍手1礼の作法で神社へあいさつをします。
「ご祈祷を受ける場合」は、社殿にあがり神職の方に祝詞を上げてもらいます。事前に申し込みとご祈祷料(初穂料)が必要となります。まず受付を済ませ、その際一緒にご祈祷料を渡します。
ご祈祷の所要時間はおおよそ15~20分が一般的です。その後の授与品などの受け取り時間も合わせると、約1時間程度と考えておくと良いでしょう。

 

Q. お宮参りは誰と行くのか?

A. 赤ちゃんの両親に加え、父方・母方の祖父母と一緒にいくケースが多いようですが、両親の兄弟・姉妹も交えてお参りにいく家庭もあるようです。また人が集まりにくい昨今では赤ちゃんとご両親のみで行われる場合もあるようです。
また里帰り出産の方などは地元でご両親と一緒にお宮参りをし、戻ってきた際に夫の両親とお宮参りをする場合もあるようです。どこの神社で、何回する必要があるかは、ご夫婦やご両家でよく話し合って決めましょう。

 

Q. お宮参りのお日柄は?

A. お宮参りは大安、先勝の午前、先負の午後が良いとされています。
お宮参りに行くなら大安だけでなく、先勝の午前中、先負の午後も利用できそうです。大安は1日を通して吉の日。 六曜の中では、最も縁起の良い日のためお宮参り等のお祝い事に最適です。

 

Q. お宮参り どうやって抱っこ?

A. 本来のお宮参りでは父方の祖母が抱っこする役割でしたが、現代のお宮参りは、多くのご家族が形式にこだわらない傾向にあるため、パパ・ママが抱っこしても問題ありません。 ママが1日中抱っこするのではなく、パパや祖父母と順番に抱っこすることで、産後間もないママへの負担が軽減します。 体調が不安定なママを気遣いながら、伝統やしきたりにとらわれ過ぎず柔軟に決めましょう。

 

Q. 神社 授与品 どうする?

A. 基本的にはお守りをもらい受けた神社やお寺へ自らの足で返納し、供養してもらうことになります。 また、宗派の違う寺院や、違う神社へ返納してはいけません。 違う神様のもとに返すことになり、失礼に当たってしまいます。
返す時期ですが、犬張子は3歳になるまでお子さまの身代わりとなって災厄をかぶってくれるといわれているため、3歳の七五三のお参りで神社に奉納するのが正式な流れです。
でんでん太鼓はお宮参りが終わった後も赤ちゃんのおもちゃとして使えるため、奉納しなくてもよいとされています。扇子はお宮参りの参拝後すぐに奉納するか、後日神社でお焚き上げしてもらいます。

 

Q. お宮参り 撮影 何時間?

A. お宮参りの記念写真撮影(ニューボーンフォト)は、フォトスタジオで家族の写真を撮ることが多いでしょう。 撮影は30分から、長い場合2時間程度要するため、時間に余裕を見てスケジュールを組む必要があります。
また、赤ちゃんと産後のママの負担にならないように、あまりタイトなスケジュールになってしまわないように気を付けましょう。

 

Q. 赤ちゃんがレンタル品をよごしてしまった。どうしたらいい?

A. 「赤ちゃんがよだれかけを汚してしまった」「赤ちゃんのひたいに紅で文字を書いてもらったため帽子が汚れてしまった 」等、赤ちゃんが汚してしまったものは安心パックの補償対象内となりますので無理にクリーニングせずそのままご返却ください。
当店では、汚れの心配をせず素敵なお宮参りにしていただけるよう、無料で安心パックを付帯させていただいております。

 

Q. お宮参り ママ 何着る?

A. お宮参りの主役は赤ちゃんです。 したがって、ママが赤ちゃんより目立つ服装とならないように気をつけましょう。 また、赤ちゃんの服装が正式な着物(祝い着)の場合、パパは略礼服やスーツ、ママは訪問着や色留袖・ワンピースを着て、赤ちゃんと“服装の格”を合わせるのが理想です。

 

Q. 祝い着はどうやって持ち運ぶの?

A. 産着は着物用のカバンにお入れしお届けをさせていただいております。神社やスタジオへ産着をお持ちいただく際は、カバンに入れたまま持ち運んでいただくことができます。返送いただく際も新たに段ボールなどの準備は不要です。カバンに戻してご返却ください。

 

14. まとめ

いかがでしたか? 皆さんの気になるお宮参りの情報はお届けできたでしょうか。

「赤ちゃんのお宮参り」は赤ちゃんやお父さん・お母さんだけでなく、祖父母やご家族の皆さんにとっても、特別なイベントであることがわかってきました。
必ずこうしなければいけないというしきたりが薄れてきている現在、お父さん・お母さんだけでお宮参りを行われる場合や、親せき総出でお宮参りに行くご家族等、様々なかたちのお宮参りがあります。
何より大切なことは、赤ちゃんに無理をさせず、皆さんで赤ちゃんの健やかな成長を祈る気持ちです。
赤ちゃんやご家族にとってお宮参りが素敵な記念になりますように。

宅配着物レンタルの京都かしきものでは、お宮参りの産着(祝い着)をはじめ、七五三着物、卒業式袴、振袖、訪問着、留袖など、晴れの日の着物レンタルを承っております。ぜひご利用ください。

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2022年7月加筆修正


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越子(えつこ)

着物に携わること50年。着物の仕入れやコーディネート・着付け・リメイクまで幅広くこなします。自分の着付けはもちろん、友人や親戚から着付けを頼まれることも。 趣味は友達と着物で京都散策をすること。 お抹茶と和菓子が好きです。
◆資格・免許◆日本和装協会認定資格/染織補正士/きもの文化検定/和裁技能士

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