お宮参りのお金事情~初穂料や内祝いについて~
お宮参りに必要なお金について
お宮参りは、赤ちゃんが土地の守り神である産土神(うぶすながみ)と対面し、晴れて氏神様(産土神)の氏子として迎えられる儀式です。現代では赤ちゃんが無事に生まれてきてくれたことを神様に感謝し、これからも健やかに育つことをお祈りするお祝い事です。
実はこのお宮参り、「意外にお金がかかってしまう」ということをご存じでしょうか?
一般的に必要となるお金が
・初穂料
・お食事代
・赤ちゃんの衣装代
・写真撮影代…となります。
他にも細々とした費用はかさみますが、上記で示した項目について説明をしていきます。
お宮参りにどのくらいの費用がかかるのかを知り、事前に備えることができれば安心ですね。
初穂料とは?
今では、季節に関わらず神様にお供えするお金のことを「初穂料」といいます。また、「御祈祷料」や「玉串料」という言い方もあります。
表書きの文字数が四文字だと、縁起が悪いと気にされる方もいらっしゃいますので、のし袋の書き方としては三文字の「初穂料」や「玉串料」と記載するのが無難かもしれません。水引の下には赤ちゃんの名前を書きます。読み間違いを防ぐためにも振り仮名を振っておいても良いでしょう。なお、文字の色は黒で、筆もしくは筆ペンで書くことが一般的です。
なお、のし袋には種類がありますので、水引が紅白で蝶結びになったものを選びましょう。
のし袋の中に入っている中袋は、表面にお納めする金額を記載し、裏面にはご住所と赤ちゃんのお名前を記載するようにしましょう。
(※)水引とは、ご祝儀袋に付いている飾りひものことを指します。用途によって、この水引の種類も変わってきますので注意しましょう。
・ご出産お祝いや昇進お祝いなど、何度繰り返しても嬉しいお祝い事は蝶結びを選びましょう。
・結婚祝いや快気祝いなど、何度も繰り返さず、一度きりにしたいお祝い事は、結び切を選びましょう。
水引の本数も意味を持ちますが、地域によっての差が大きいため気になる場合は、ご両親や親せきに確認することをおすすめいたします。
初穂料はいくら包めば良いのでしょうか。準備するにも相場がわからなければ悩んでしまいますね。相場はおおよそ5000円~10,000円ほどとされてます。
初穂料の金額は神社によって決まっている場合もあります。事前に神社のホームページや電話でいくらつつめば良いかを確認をしておきましょう。なお、近くにご両親やご親戚がお住いの場合は、その方に確認しても良いかもしれません。
初穂料は一般的な価格になりますので、ご祈祷を受ける人数(赤ちゃんが双子の場合など)が増える場合は初穂料も多少追加してお渡しした方が良いでしょう。
お祝い事の際はできる限り新札を準備することがおすすめですが、必ずしも新札を準備する必要はありません。
しきたりでは、お宮参りは父親側の祖父母が参加するとされ、初穂料も父親側の祖父母が負担するのが一般的とされていました。
しかし近年では、母親側の祖父母も参加することが増えていたり、ご両親だけでお宮参りをされるご家族も多いため、昔ほど誰が出さなければいけないという明確な決まりはありません。事前にご両家両親と相談し決めておきたいですね。
お食事代
その際の費用は誰が負担するのでしょうか。
1.祖父母が初穂料などを負担してくれた場合
お礼を兼ねて、パパ・ママがお食事代を負担しましょう。
父親側のご祖父母、母親側の祖父母いずれかがご負担された場合や、いずれかの祖父母がお宮参りに参加できなかった場合など、いろいろな場合があるかと思います。そのような場合でもどちらかの祖父母に偏りがないよう、バランスを見て費用負担するように気を付けましょう。
2.パパ・ママが初穂料などを負担した場合
事前にそれぞれの費用に関して相談をしておけば、お食事代を負担してもらえることも。当日になってお願いしても、それぞれのご事情があります。ご両親に甘えたつもりでも、かえって面目を潰してしまうこともありますので、きちんと事前にお話をしておくことが重要です。
赤ちゃんの衣装代
購入する場合とレンタルする場合では準備すべき金額が異なってきます。
・祝い着(産着)を購入する場合は1万円~40万円ほどになります。男の子であれば、七五三用に仕立て直しも可能ですので、一生の思い出として購入を決断される方もいらっしゃるようです。
・祝い着(産着)をレンタルする場合はデザインにもよりますが数千円~でレンタルが可能です。フルセットでのレンタルの場合は小物なども準備されていますので、比較的リーズナブルに準備が整います。
●衣装代は誰が負担する?
初穂料を父方の祖父母が負担した場合は、衣装代を母方の祖父母が負担するというのが一般的な慣習でした。しかし近年ではレンタルをする方が増えてきたことで、そういった考え方も薄れてきました。
パパ・ママが祝い着(産着)を選び、両家の祖父母にお披露目をするというご家族も増えてきているようです。
写真撮影代
その場合に、写真館に依頼をするのか、ご自身で撮影をされるのかで費用が変わってきます。
プロのカメラマン撮影を依頼される場合、スタジオでおこなう場合や出張カメラマンによる写真撮影などがありますね。
基本的な料金システムは、撮影料+衣装代、アルバムなどを含めると10,000~40,000円が相場のようです。
実際に撮影が始まると「あのカットもこのカットも」と欲しくなり、想定よりも高額になってしまうケースもあるようなので、事前に予算を設定しておくことをおすすめします。
お宮参りの当日にお食事を予定されている場合などは、スタジオ撮影は別の日にされる方が良いかもしれません。
スマートホンのカメラの機能が優れている今、ご自身で撮影される方も多くいらっしゃいます。ご自身で撮影される場合は、衣装代のみとなります。
ただ、ご家族全員でのカットが少なくなってしまいますので、ご自身で撮影をされる場合は、どなたかに撮影をお願いするか、タイマー機能を活用しましょう。神社でお参りされているお写真をはじめ、寝ている赤ちゃんに産着(祝い着)をかけての1枚や美しい柄の産着(祝い着)を床に広げた上に寝転ぶ赤ちゃんの写真など京都かしきもののお客様もinstagramで投稿いただいているので、ぜひ参考になさってください。
番外編:内祝い
また、内祝いは「おめでたい出来事のおすそ分け」という意味合いを持つことから、家族である祖父母に内祝いを送る習慣はありません。お宮参りにかかる費用を負担してもらったお礼として、お食事を一緒にするなどの席を設け感謝の気持ちを伝えましょう。
地域によっては、一部地域では祖父母以外の親戚などからもご祝儀を贈ったりする習慣があるようです。そのような場合は、お住まいの地域でのならわしを、ご近所の方や祖父母に確認しておくと安心です。
せっかくのお祝い事、お金の心配やご家族とのトラブルにしたくないですよね。事前に費用面やマナーをしっかり理解し、事前に家族で話あい、大切な記念日をお過ごしくださいませ。赤ちゃんの健やかな成長をお祈りいたします。
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